日本最大の公募広告賞「第49回宣伝会議賞」(主催=宣伝会議)の贈賞式が9日午後、都内で開かれ、井上慶彦さん(25)のコピー「プリンはひとを、可愛くする。」(森永乳業/「森永乳業といえばプリン」を印象付けるコピー)が応募作品33万830点の頂点に輝いた。すでに発表されていたファイナリスト11作品の中から選ばれた。グランプリのほかコピーゴールド、CMゴールド、眞木準賞などが本日16時からの贈賞式中に発表されたほか、協賛企業賞50点の制作者にも賞状と賞金が贈られた。
贈賞式の壇上でグランプリ受賞を聞いた井上さんは、「宣伝会議賞にはいい思い出より苦しい思い出が多く、いつも敗北感を味わっていた。でもその敗北感を味わわせてくれた人たちのおかげで、今回グランプリをとることができたと思う」と喜びを表した。
宣伝会議賞は、広告表現のアイデアをコピーとCM企画で競う公募形式のコンペティション。1962年、雑誌「宣伝会議」の創刊100号を記念して創設された。企業の実際の商品を課題としており、50社が課題を提供した。応募作品数は年々増加傾向にあり、09年に30万点を突破。今回も過去最高を記録した。
東日本大震災の発生を受け、今回は課題発表時に応募1点につき10円の寄付を発表していた。事務局は9日付で、震災復興支援金として330万8300円を日本赤十字社に寄付した。
『skat.11 SENDENKAIGI AWARD TEXT』
毎年開催される、コピーとCMの日本最大の公募広告賞、宣伝会議賞の優秀作品集『SKAT(スカット)』。過去最大応募総数33万点超もの応募作品の中から、日本を代表するコピーライター、広告クリエイターが選んだ、一次審査通過以上の6298作品を収録。 定価:1,890円
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