13時と3時半に公式ブリーフィングをWEBCASTからライブ中継
リオの地球サミットから20年。リオ+20準備会合が今日から始まる。今回は、アメリカのオバマ大統領が大統領選を理由に早々に不参加を表明、イギリスのキャメロン首相、ドイツのメルケル首相、そして日本の野田首相も不参加を表明し、主要国の首脳を欠いての開催となっている。
主要国の首脳の不参加はマスメディアや企業の注目度にも影響している。一方、事務局では、最終日の22日まで、日本時間の午前1時と午前3:30に公式プレスブリーフィングをライブ中継する。録画された画像を後で視聴することも可能。
ここで、簡単に地球サミットの歴史を紹介しておこう。地球サミットは、正式名を「環境と開発に関する国際連合会議(United Nations Conference on Environment and Development、UNCED)」といい、1992年、国際連合の主催により、ブラジルのリオデジャネイロで開催された。環境と開発をテーマとして初めて開催された首脳レベルでの国際会議である。
国際連合主催の環境や開発を議題とする会議は、1972年6月の「国連人間環境会議」(ストックホルム会議)以来、10年おきに開催されている。
- 1982年「国連環境計画管理理事会特別会合」(ナイロビ会議)
- 1992年「環境と開発に関する国際連合会議」(リオの地球サミット)
- 2002年「持続可能な開発に関する世界首脳会議」(環境開発サミット、ヨハネスブルグ・サミット)
- 2012年「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)
なかでも、1992年の地球サミットは、国際連合の招集を受けた世界各国や産業団体、市民団体などの非政府組織 (NGO) など、世界172か国(ほぼすべての国際連合加盟国)の代表が参加し、のべ4万人を越える人々が集う史上最大規模の会議となった。
その成果として、持続可能な開発に向けた地球規模での新たなパートナーシップの構築に向けた「環境と開発に関するリオデジャネイロ宣言」(リオ宣言)と、この宣言の諸原則を実施するための行動計画である「アジェンダ21」「森林原則声明」が合意された。また、「気候変動枠組条約」「生物多様性条約」もリオの地球サミットが起点となって、各国による署名や協議、枠組み条約などの取組みが始まった。
今回、米オバマ大統領など、主要国の首脳が国内の問題に追われて参加できない一方で、ソーシャルメディアを活用して発信力を高めた世界のNGOやNPOなどがグローバルなつながりを深めつつある市民セクターが、持続可能な開発の真のリーダーシップを担うことになる可能性も期待される。
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