博報堂は8日、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムの子会社「北京迪愛慈広告有限公司(北京DAC)」と共同で、中国でのWeb PR活動をサポートするプログラム「博報転載+(はくほうてんさいプラス)」の提供を開始した。
プログラムは、クライアントのWebPR活動のプランニングから記事露出、効果検証までをワンストップでサポートするもの。博報堂は2011年に、企業が発信した情報の転載状況の傾向を調査・分析し、それをもとにPR活動を企画・立案するサービス「博報転載」の提供を開始したが、今回の「博報転載+」は、特にWebでの記事露出に重点を置き、その結果を次なる施策のプランニングに活用していくとしている。
中国メディアの「出典を明記すればニュース記事を自由に転載できる」という特性に着目した同プログラムでは、記事転載の傾向を博報堂独自の記事データベースを用いて調査・分析する。データベースは、2004年から蓄積してきたもので、新聞・445紙、雑誌・256誌、インターネットニュース・2672サイトの報道記事データベース、BBS・600サイト、BLOG・14ポータル、Q&Aサイト・10ポータル、中国のSNS「新浪微博(シナウェイボー)」の口コミデータベースが含まれる。
さらに、北京DACと共同でクライアントの業界・カテゴリーに適したネットニュースメディアを選定し、当該業界の専門ライターが記事を執筆することで、選定媒体での露出を促進する。記事の掲載後には各メディアの転載実績を調査・分析し、結果を次回の施策に活かす。
こうした一連のフローを繰り返すことで、クライアントのWebPRの効率化を促進したい考えだ。
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