アイデアの「大きさ」とは何なのか?

「小さなReal」の時代?

ここ何年か、なんだか広告の仕事がこじんまりしてきた。と感じている人は多いと思う。デジタル・メディアの登場と細分化で、僕らは20世紀のように、同じ広告を世の中みんなが見ているという実感が持てなくなった。さらに、低成長のせいもあり、今まで以上の費用対効果を求められることが増えた。その結果、ターゲットを絞り込み、確実な効果を獲得しようという提案も増えてきた。デジタル・メディアはどんどん精緻なターゲッティングが可能になり、マス・マーケティングの仕事ではより細かく差別化ポジショニングを刻んで戦うようになってきた。「小さく」感じるのも当然かもしれない。僕ら自身がそうしているのだから。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 2510 / 3617 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

原田 朋(TBWA\HAKUHODO クリエイティブディレクター)
原田 朋(TBWA\HAKUHODO クリエイティブディレクター)

1972年生まれ。博報堂入社後コピーライターとして配属され、2010年からTBWA\HAKUHODOクリエイティブディレクター。主な仕事に、講談社スティーブ・ジョブズ自伝「みんなのしおり.jp」、日産自動車ジューク「世界一退屈なバナー広告」、日産自動車ノート「海上発表会」、キリンビバレッジ「出た!生茶パンダ先生」など。カンヌサイバー部門ブロンズ、TIAAシルバーなど受賞多数。2012年クリエイター・オブ・ザ・イヤー メダリスト。

http://www.dislab.jp/#/dna/tomoki.harada

原田 朋(TBWA\HAKUHODO クリエイティブディレクター)

1972年生まれ。博報堂入社後コピーライターとして配属され、2010年からTBWA\HAKUHODOクリエイティブディレクター。主な仕事に、講談社スティーブ・ジョブズ自伝「みんなのしおり.jp」、日産自動車ジューク「世界一退屈なバナー広告」、日産自動車ノート「海上発表会」、キリンビバレッジ「出た!生茶パンダ先生」など。カンヌサイバー部門ブロンズ、TIAAシルバーなど受賞多数。2012年クリエイター・オブ・ザ・イヤー メダリスト。

http://www.dislab.jp/#/dna/tomoki.harada

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ