コラム

ドン・キホーテの訪日外国人誘致戦略の仕掛け人が行く!

インバウンド販促の“秘伝” ① 「日本全体を巨大な商店街として考えよう!」

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前回述べたとおり、7年後の東京五輪開催決定は、インバウンド(訪日観光)業界にとって未曾有の大チャンスです。何しろ前回の1964年開催以来、半世紀ぶりの快挙なのです。訪日外国人集客を目指す販促担当者にとって、この7年間にわたって吹き続ける追い風を上手に利用しないのは、もったいないどころの騒ぎではなく、それは一つの罪とすらいえます。

ただし、半世紀に一度のこの好機を、しっかりモノにするには、何よりもまず考え方〔発想〕のフルモデルチェンジが必要だと思います。

国内市場において、民間企業にとって同業他社はまず間違いなく、ライバル、平たくいえば「敵」です。そして、自治体関係者〔観光協会の人などを含む〕から見れば、他県、他市、ヨソの観光地などは、同様に「敵」、競争相手です。互いに隣接していたりしたら、なおさらです。

しかし、インバウンドの領域では、これらのことはまるっきり当てはまりません。国内市場での敵も、訪日市場では、全員チームジャパンのチームメイトに変わるのです。なくてはならない大事なパートナーとなるのです〔理由は後で述べます!〕。

いうまでもなく、日本だけが「観光立国」の旗印を掲げているのではありません。お隣の韓国、中国、台湾、香港、アセアン諸国、欧米諸国。どこだって、必死に海外からの外国人旅行者を一人でも多く誘致したいと思って、互いにしのぎを削っています。

どの国も、観光で豊かになろうと精一杯努力しているのです。どの国も国内のみんなが一丸となって、商魂たくましく、世界中を相手に集客しています。日本は、国際観光分野では、圧倒的に他国に出遅れています。

” 先進国 “日本も、観光分野では、” 新興国” の一つに過ぎません。バラバラの足並みで、インバウンドはできません。最初から諸外国に負けています。我々の真のライバルは国内ではなく、海外の観光大国の国々なのです!

≫次ページ 「インバウンドはもう一つの輸出産業!」に続く

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