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この秋編集長に挑戦、元サッカー日本代表・宮本恒靖さんの発信術

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宮本さんの夢は、サッカーという感動、ファッション、エンターテインメント、非日常性、一体感など多くの魅力がつまったコンテンツが、日本でも日常に不可欠なものとなることだ。「例えば、キリスト教徒が毎週末、教会に行くように、サッカーの試合に行くのが当たり前という日本になってほしい。期間中いつでも観戦できるシーズンチケットの購入者をもっと増やすことなど。そのためにできることは、たくさんあるはずです」。

もっとサッカー文化を身近に

7月、日本人元プロ選手としては初めてFIFA マスター(FIFAが運営するスポーツ学の大学院)を卒業、現在はコーチングの資格を取るべく月1回ロンドンに通う。8月には、スペインのリーガ・エスパニョーラを中継するWOWOWの新解説者に就任した。

2013年7月、FIFAが運営するスポーツ学の大学院「FIFAマスター」を卒業。今後はサッカー文化発展のため、学んだことを実践する段階だ。写真/Athlete plus

昨年発行した著書「宮本式・ワンランク上のサッカー観戦術」は、ある一般の人からの「あまりサッカーを知らないんですが、もっとサッカーを見たいんです」というひと言からスタートした。

「年間のJリーグ観客数は約800万人。1人が平均8試合観るとして、100万人。そのパイはあまり広がっていません。海外リーグのファン、潜在的にもっとサッカーを知りたいと思っている一般の人たちを巻き込む仕組みを考えなければ」。これからは、FIFAマスターや欧州のクラブで経験したことを実践に移す段階。いろいろなことにチャレンジしていきたいと意気込む。

「広報会議」2013年12月1日号紙面より抜粋