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コラム

宣伝部の変革と復権-次世代マーケティング部への機能再編-

プロダクトマネージャー制度の功罪

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ブラマネと情シスの間に「共通言語」を確立させる

組織的にどう対応するかは各企業のやり方があるだろう。プロジェクト型もあれば、経営企画部が主導して新組織を立ち上げる手法もある。

こうした状況下で、是非、宣伝部がブランド横断によるデータマーケティング体制の主導権をとって行って欲しいと思う。

その理由は、まず、宣伝部がマーケティングコミュニケーションの専門家であり、かつ事業部やブランド担当者と近い関係にあって、流通環境など対コンシューマ以外の様々な要因にも精通できる環境にあることだ。

いくらデータサイエンティストが優秀でも実際のビジネスを熟知していない人間には、筋の良い仮説立ても出来ない。

事業横断的組織であり、かつ事業の営業マーケティングの最前線にも比較的近い宣伝部は、重要な役割を果たす。例えば宣伝部がブランドマネージャーと情報システム部の間で「共通言語」を確立して、データマーケティングの推進役を果たすイメージだ。

そのためにも宣伝部員がデジタルマーケティングやアドテクノロジー、マーケティングテクノロジーについての知見を深めるため、もっともっと研修やワークショップをやってナレッジを吸収すべきだろう。人材も外部からもどんどん求めるべきだ。

次回は、そうした流れで先を行く米国での「インハウス・マーケティングラボ」について書きたい。

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