企業によって成功する手法は違う
堀江 貴文 氏
企業の人に向けた「集客できるコンテンツ作りのコツ」といったテーマの情報は世の中にたくさん溢れていますが、「これだけやれば大丈夫!」なんていうコツは、ないと思います。その企業に即したコンテンツのスタイルは千差万別。スタートアップ企業か大手か、さらに業態は何かなど、企業の数だけ正解があるはずです。
僕は企業が発信する「コンテンツ」とは、“話題になること”が重要だと思っています。コンテンツマーケティングと聞くと、多くの人が動画やテキストと写真を中心にしたWebページ、さらにソーシャルメディアでの投稿などを想像すると思いますが、消費者自らが興味を持ってアクションを起こしてくれるものすべてがコンテンツ。だからコンテンツ発信とは、「話題になるものを提供すること」と視野を広げると発想も広がると思います。
たとえば、ネスレ日本が販売している「キットカット」は、現在テレビCMを行っていません。テレビCMに巨額の費用をかけて、すでに認知度の高い商品を広告する意味はあまりないからだと思います。むしろ今は月に1度しか買ってくれていない人に、いかに週1で購入してもらうかという“動機作り”が大切です。そのための話題作りが、受験シーズンに毎年実施している「キット勝つ」キャンペーン。語呂合わせで商品を縁起物に仕立てたシンプルな本企画は全国的に大ヒットしました。
思い切って記念日を設けた企業もあります。江崎グリコは11月11日を「ポッキーの日」に設定しています。この日だけで、かなりの売り上げを計上しているそうです。なぜ記念日を設定するだけでこれだけ商品が売れるのか。それは「ポッキーの日なのでポッキー買ってみた!」という“話題”を提供しているからです。ソーシャルメディアやブログのユーザーは、常に投稿ネタに飢えています。ひとネタ150円で買えるというのは彼らにとって大きな価値。このように、ソーシャルメディアで拡散されやすいコンテンツを提供することが、とても大事です。
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