三井物産が佐藤可士和氏監修のブランドプロジェクト本格始動——新ロゴはグローバル仕様に

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三井物産は24日、クリエイティブディレクター・佐藤可士和氏プロデュースによる新ブランドロゴとスローガンを発表した。同社がグローバルで使用するブランドロゴを統一するのは、戦後初の試み。

これまで同社が使っていたブランドロゴは、色や形が各国の拠点で異なっていたが、今回はこれを統一し、世界的なブランドイメージの浸透を図る狙い。300年以上前から使用している「丸に井桁三」と呼ばれるロゴの色を黒に統一し、線の太さも揃えたシャープな形へとリニューアルした。新たなコーポレートスローガンは、多岐にわたる事業領域を表現した「360°business innovation」に決定した。

三井物産の飯島彰己社長は、「日本の総合商社は、海外のマスコミや投資家にとっては理解しにくい。等身大の三井物産を発信することが求められおり、ブランディングの重要度も増している」と述べ、グローバルでのブランディングを強化していく方針を強調した。

一方、佐藤氏は、これまでBtoC企業のブランディングに関わることが多く、BtoB企業のプロデュースは珍しいという。「依頼があった時は正直驚いたが、世界とコミュニケーションすることが必然となっている今の時代、BtoB、BtoCとカテゴライズすること自体おかしいこと。形態に関わらず、世界とコミュニケーションをすることが必要だ」と主張した。

ロゴやスローガン作成にあたり、佐藤氏は三井物産に対して約9カ月間によるヒアリングを実施し、事業内容や強みを精査。「これまで三井物産では、インナー向きに統一されたスローガンはあったが、社外には分かりにくいものだった。新しいスローガンでは、360°全方位的に事業を展開し、“『人の三井』といわれる個の集合体だからこそ全方位のビジネスイノベーションができる”という強みを表現した」と語った。

24日の記者会見で、佐藤氏への強い期待を語った飯島社長。壇上で固い握手を交わした。


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