日本デザイン振興会は、2014年度グッドデザイン賞の受賞結果を10月1日発表した。
今回はのべ3601件のデザインを対象に審査を実施した結果、1258件の受賞が決定。この中には、独自性、提案性、審美性などの点で高く評価され、今後決定する特別賞各賞の候補となる100件である「グッドデザイン・ベスト100」と、「グッドデザイン大賞」候補9件が含まれる(東日本大震災復興支援特例措置枠での受賞55件、海外事業連携の一環となるタイ、インド、シンガポール、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムからの受賞57件も含まれる)。このほか、「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」も25件受賞した。
審査委員長の深澤直人氏は審査総評をこう述べた(要約)。
「グッドデザイン・ベスト100に象徴される各分野におけるデザインの充実化は納得度の高いものでした。募集の開始にあたって、今回テーマとして“心地の質”を挙げました。モノがその形を徐々に失いつつある代わりに、これまでモノによって媒介されていた機能の数々がダイレクトに私たちの生活の中に顕われてくるようになり、いかにそうした機能が人々にとって使い勝手のよい、快いものであるかが問われていると考えたからです。今回の受賞結果には、最先端の技術や技法を駆使しながら、それが単なる技術革新でなく、日常の生活の場面や医療や製造現場といったきわめて特化された場面など、求められる状況に対していかに有用であるかという洞察を伴ったデザインとして達成された事例が少なからず認められました。新しい生活のインフラとなりうるデザインが着実に生まれてきていることに希望を感じました」。
受賞対象は10月31日から(~11月3日迄)東京ミッドタウンで開催する「グッドデザインエキシビジョン2014」(G展)にて出展される。「グッドデザイン大賞」は11月4日に発表。大賞候補に選ばれた9件は以下の通りである。
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