【前回のコラム】「JAXAの人たちが感涙したコピー」はこちら
今、世界に最も普及している自動小銃はソ連製のAK47とその派生型ですが、これは構造がシンプル、堅牢で、砂が入ってもすぐ故障したりしない。
この開発者の爺さんとロシアの大佐は、ゴルゴ13にムカついてる。
「あいつ、なんで俺たちの名銃じゃなく、M16なんか使うのよ」と。
M16は米軍が採用してる銃だけど、あんなの構造が複雑ですぐ壊れるじゃんかと。
それでこの二人、砂漠でAKシリーズ最新銃を持ったロシア軍にゴルゴ13を襲わせるんだけど、やっぱりやられちゃった。
彼らの疑問に対しゴルゴが吐いたのがタイトルの言葉。
M16は狙撃銃としても使えるし、サブマシンガンとして乱射もできるし、グレネードランチャーを付ければちょっとしたロケット砲にもなるし、一人で何役もやらなきゃいけない俺はこれがいいのよね。
まあそんな話です。
(前回の予告で「名言」って言ったけどたいした名言でもないです。また盛っちゃいました…スイマセン!)
「ここらで広告コピーの本当の話をします。」著:小霜和也/発行:宣伝会議(2014/10/29発売)詳細はこちら
僕が書いた本の主ターゲットは、ゴルゴ13のような「一人の軍隊」を意識してます。
つまり、中小の広告会社やプロダクションのコピーライター。
たった一人でマーケターも、CDも、時にはWEBの最適化やコンバージョンもやらないといけない、そんな若手に使い勝手の良い武器を渡したいと思って書きました。
一方、大手広告会社のコピーライターは、チームの一員です。
軍隊にたとえるならば、マーケターが支援砲撃をやって、CMプランナーが制圧射撃をやって、CDがタイミングを見計らい「今だ」と合図してワーッと走って「陣地取りましたー!」と。
こういう仕事の仕方をさせてもらえる人は、全コピーライターの中でも一握りだと思うんです。
コピーライターという肩書きが付いている人のほとんどは、ハァ~CDもねえ、マーケもねえ、コミュニケーションディレクターなんて小洒落た職種いるわけねえ、そういう吉幾三な環境で一人で全てをこなしてたりします。
「良いコピーをどうやって書くか、ということより先に知っておかないといけない話。」バックナンバー
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