なお、このランキングデータを提供している「Beluga ポータル」では3000超のFacebookページを登録しており、月別または日別でページ全体のいいね!数やその推移、個別の投稿内容への反響などをスコア化することができます。投稿ランキングの指標となるのは(1)エンゲージメント率(ENG、(2)〜(4)の合計をファン数で割った数値) (2)いいね!数 (3)コメント数 (4)シェア数の4点。以上からポイントを算出して、ランキングが決定します。
Pick UP!
バレンタインは、チョコの形をチョコっと変えてみよう
今回のテーマはバレンタインです。バレンタインといえばやはりチョコレート。でも普通のチョコを登場させただけでは当たり前すぎて話題になりません。そんなとき、手軽に印象深くする方法があります。「チョコの形を自社の商品・キャラクター・サービスなどに合わせてちょっとだけ変えて発信する」というものです。
例えば、2014年2月14日のFacebook投稿ランキングの5位に入っているJALを見てみましょう。「今年は大作に挑戦しましたっ。HappyValentine’s day♪」という言葉とともに、実際の飛行機の大きさのチョコの写真を掲載して、多くの「いいね!」やコメントを獲得しました。作業服を着た女性作業員がローラーで機体にチョコを塗っているというもので、とてもインパクトがあります。そのユーモアに好意的なコメントが多数寄せられました。
中には「欲しいので実際に販売してほしいです!」といった熱いコメントもあります。写真だけでなく、JAL自身が発信した「皆さま たくさんのいいね!をありがとうございます。感謝の気持ちを形にしたら大きくなってしまいました。1人では食べきれないので、皆さまで“シェア”してくださいね」というコメントも印象的で、思わずユーザーが拡散したくなる効果があったようです。
13位のフォルクスワーゲンも、ブランドのシンボル的な存在として知られる“ビートル”の形を模した板チョコの写真を掲載して人気を集めました。「カワイイ!」「このチョコ欲しい!」「送ってくれたらクルマ買ったのにw」といった好意的なコメントも多数集まっています。
もちろんチョコの形は、商品そのものでなくても構いません。ソフトバンクは、CMで有名な「犬のお父さん」をキャラクター化したチョコの写真を「一足お先に… ハッピーバレンタイン♪」というメッセージとともに、バレンタイン前日の2月13日に発信してランクインしています。
他にも、あなたの会社だからこそつくることができる「チョコの形」があるはずです。ぜひチャレンジしてみてください。
データ提供:Belugaポータル
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前回の記事「2014年の企業Facebookページ、年間エンゲージメント率ランキング1位は?」はこちら
「Facebook」に関連する記事はこちら
川上徹也(かわかみ・てつや)
湘南ストーリーブランディング研究所 代表
大手広告会社を経てコピーライターとして独立。「物語」の持つ力をマーケティングに取り入れた「ストーリーブランディング」の第一人者としても知られる。近著に『物を売るバカ』(角川oneテーマ21新書)がある。
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