コラム

ビデオコミュニケーションの21世紀〜テレビとネットは交錯せよ!〜

ローカルテレビ局はどう生き残るのか?地元に密着する岡山放送に新しいカタチを見た

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前回のコラム「今年秋、上陸決定!Netflixは黒船なのか?VODの進路が日本のテレビの将来を左右するかもしれない」はこちら

岡山がローカル局のモデルになるかもしれない

テレビはこれからどうなるだろう?テレビ局は今後どう変わっていくのか?そんな議論をする時の「テレビ局」とは、日テレだフジテレビだと、在京キー局の話ばかりになりがちです。でも、少なくとも数でいうと、県単位で存在するローカル局のほうが圧倒的に多いですね。

テレビ放送が始まってから60数年の間に、各地域でそれぞれの状況や事情によって開局され、ネットワークも整えられてきた。その歴史はまた皆さん各自で調べてみてください。日本のそれぞれの経済圏の仕組みや成り立ちが、色濃く反映された結果です。

テレビ局が今後どうなるのかを考える上で、ローカル局がどう進めばいいかは、キー局の議論とはかなり違う方向性の話になります。そこで重要なのは、いかに地域に密着するか。そしてキー局に「おんぶにだっこ」だけではない自主性・独立性を新たにどう切り開くかが問われそうです。つまり「地元に密着したオリジナリティ」とでも言うべきことを、各ローカル局があらためて追求する必要があるのだと言えます。

そんなことをつらつら考えていたら、先日関西のテレビ局の知人が押しかけてきて言うのです。

「いま岡山がすごいことになっている!あんたもぜひ、見るべき!」

熱く熱くけしかけてくるので、行かないとは言えなくなり、行って来ました。そしたら、彼が興奮している意味がよーくわかった。これは今後のローカル局のひとつのモデルになるかもしれないなあと強く感じ入りました。

岡山駅に着いたのは、ある月曜日の14時ごろ。駅前には高島屋があったり、市電で少し行けば天満屋という百貨店を中心に賑やかな繁華街があるのですが、めざしたのは駅から南側に少しだけ歩いたところにあるショッピングモールです。ほんの3分ほどでイオンモール岡山の、巨大な姿がでーんと見えてきました。

次ページ 「このイオン、普通のイオンとちょっと、いやずいぶん違います。」へ続く

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