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ヤングカンヌ審査員が徹底解説 「カンヌで通用するアイデアとは?」

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昨年からの新ルールに対応する

各国代表として選出された28歳以下の2名1チームが、クリエイティブアイデアや表現技術を競うYoung Lions Competition(通称:ヤングカンヌ)。そのサイバー部門の事前勉強会「カンヌで通用するアイデアとは?」が電通ホールにて開催された。電通 菅野薫さん、岸勇希さん、澤本嘉光さん(ゲスト参加)、博報堂 須田和博さん、spfdesign 鎌田貴史さん、PARTY 中村洋基さんに加え、昨年の日本代表PARTY 石塚美帆さん、tha 奥田章智さんも登場する貴重な機会。約250人が訪れ、会場は立ち見が出るほどの盛況ぶりとなった。

初めに本年度ヤングカンヌ サイバー部門 審査委員長を務める菅野さんより、勉強会の開催理由や目的が告げられた。「サイバー部門についての知識や理解なしに課題に臨んでも、意味がわからず取り組めない。どういう風に考え、戦うべきかこの場で議論・シェアすることで、より強いチームを輩出したい」。

勉強会はヤングカンヌ サイバー部門の流れや新しくなったルールの説明からスタートした。

コンペの流れ/1日目16時:ブリーフィング、2日目8時半~20時:パソコンブースにて実制作、3日目10時:審査、受賞者発表(時間は昨年のもの)。
やるべきこと/ソーシャルメディアを3つ使った、総合ソーシャルメディアキャンペーンを提案する。どのようにソーシャルメディアの力を使い、クライアントの課題を解決するか、そのアイデアを説明する。
納品物/1.ソーシャルメディア3つの、使い方を示したイメージ画像。
2.キャンペーンの概要、インサイト、解決策、どのように機能するかを説明した文章。
3.キャンペーン全体を表すイメージ画像。

一昨年までバナー制作が課題だった同部門。新ルールへの移行はサイバーで問われるアイデアの変化が理由だ。「見ていて面白いものを作るクリエイティブアイデアではなく、友達のウォール上にあった時にシェアしたいと思わせるものを作るアイデアが、いまサイバーで問われている」(菅野さん)。

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