企業のFacebookはエイプリルフールに何を投稿する?

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「広報会議」2015年4月号Facebookコンテンツ入門より転載

このコーナーでは企業や団体が運営するFacebookページの投稿内容などのランキングと、川上徹也さんによる解説をもとに、『広報会議』読者の皆さまへSNS運営のヒントを提供していきます。今回は2014年4月1日のFacebook投稿ランキングから、エイプリルフールにどんなコミュニケーションを展開できるか、そのヒントを探ってみましょう。

なお、このランキングデータを提供している「Belugaポータル」では、3000超のFacebookページを登録しており、月別または日別でページ全体のいいね!数やその推移、個別の投稿内容への反響などをスコア化することができます。投稿ランキングの指標となるのは①エンゲージメント率(ENG、②~④の合計をファン数で割った数値) ②いいね!数 ③コメント数 ④シェア数の4点。以上からポイントを算出して、ランキングが決定します。

(ユニークビジョン 代表取締役 白圡良之)

Pick UP!

「エイプリルフールらしく、楽しいウソをつきましょう」という気持ちが感じられるユニークな投稿。300を超えたコメントも、概ね好意的なものが多かった。

エイプリルフールはオズボーンの発想法で

今回のテーマはエイプリルフールです。うまくはまれば、企業にとってはユーモアセンスを評価される日ですが、どんなコンテンツを発信すれば良いかアイデアが思い浮かばない担当者も多いのではないでしょうか?

そんな時に役に立つのが、ブレーンストーミングの生みの親でもあるアレックス・F・オズボーンが考案した発想法のチェックリストです。


①他の用途で使う
②他からのアイデアの借用
③変えてみる
④大きくする
⑤小さくする
⑥他のもので代用する
⑦入れ換えてみる
⑧逆にする
⑨組み合わせる

この9つの発想法を利用して、あなたの会社の商品を変えてみると、いいエイプリルフールのネタが思い浮かぶかもしれません。

例えば、昨年4月1日のランキング6位に入っているキリンビールを見てみましょう。「【速報】世界最小ビール⁉『キリン 一番搾り mini』新発売!」という見出しとともに、カワイイ1ミリリットルサイズ缶の「一番搾り」の写真を載せて、多くの「いいね!」やコメントを獲得しました。特に「欲しい!」というコメントが多数寄せられているのが特徴です。これはオズボーンの発想法の「⑤小さくする」に当てはまります。

一方、13位のMINIは、現在のモデルをクラシックモデルにワンタッチで変更できる新車がデビューするというエイプリルフールの記事を掲載しました。こちらは発想法の中でも「③変えてみる」に当てはまります。

Facebook投稿ランキング上位の常連であるコカ・コーラは、“今日からコカ・コーラにスマイル入りました(^▽^)/”で8位にランクイン。これは、マクドナルドの「スマイル0円」をヒントにした「②他からのアイデアの借用」でしょうか。

今年のエイプリルフールは、オズボーンの発想法を使って、ぜひ何かにチャレンジしてみてください。

データ提供:Belugaポータル


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前回の記事「企業のFacebookページ、バレンタインに合わせた投稿では何が支持された?」はこちら
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川上徹也(かわかみ・てつや)
湘南ストーリーブランディング研究所 代表

大手広告会社を経てコピーライターとして独立。「物語」の持つ力をマーケティングに取り入れた「ストーリーブランディング」の第一人者としても知られる。近著に『物を売るバカ』(角川oneテーマ21新書)がある。

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