日本アドバタイザーズ協会(JAA)は9日、50年以上続いている「消費者のためになった広告コンクール」をリニューアルし、6月1日に応募受付を開始すると発表した。消費者目線で選ぶ同賞の主旨に沿って選考方法などを見直した。名称は「JAA広告賞—消費者が選んだ広告コンクール—」に変更される。次回は54回目。
10代以上の各世代男女からなる100人の消費者審査員が予備選考を行うことがポイント。従来は十数人の消費者モニターが実施していたが、人数を大幅に増やした。これまで同様、研究者や消費者団体などからなる審査委員は、予備選考を経た広告の中から経済産業大臣賞とそれに次ぐファイナリストを選ぶ。審査委員長は以前から続いて芳賀康浩・青山学院大学教授。このほか、JAA賞は別途編成した消費者審査員20人が選考する。「広告の受け手である消費者が選ぶという原点を強調した」(JAA事務局)という。
部門は、従来の新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、Webに「屋外・交通部門」が加わり6部門となった。JAA賞は屋外・交通を除く5部門から1点ずつ、経済産業大臣賞は5部門すべての作品の中から1点が選ばれる。
同賞は1961年にスタートした。消費者目線を徹底するため、他の広告賞と違い広告のクリエイターや広告主が審査に参加しないことが特徴。今回の見直しに伴い、昨年は賞を開催せずリニューアルの検討を重ねてきた。
次回の応募締切は10月9日。審査結果の発表は12月17日、表彰式はら2016年2月26日を予定している。
JAA事務局はリニューアルに伴い、新しい賞のロゴマークを募集する。締切は5月11日(必着)。誰でも応募することができる。締切は5月11日必着。採用作品の応募者には10万円を進呈する。詳細はJAAのWebサイトに掲載する。
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