コラム

企業トップが語る“次世代リーダー”の育て方

「新卒研修を半年実施し高い目線で考えることを学ぶ」——ネットプロテクションズ 柴田社長に聞く

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年次に関係なく「会社を作る根幹部分」に参加できる

——新卒の方以外について、「成長を促す」こととして行っていることは何でしょうか?

力がついて準備ができたと思う人には、できるだけ早めにリーダー経験を積んでもらうため、ポジションを用意するように心がけています。とはいえ、基本的には優秀な人が多いので、こちらから何か水を向けるというよりも、「勝手に成長していく」場合のほうが多いですね。

その一例が、「ワーキンググループ」という制度です。これはやりたい人が自主的に参加して行っている部署横断型のプロジェクトのようなものなのですが、会社の風土構築から予算策定、新卒採用……一般的に、人事部や経営企画部が行うような「会社を作る部分」を希望すれば誰でもできるようにしています。

——それは特に年次などは関係なく、希望者は誰でも参加できる制度なのでしょうか?

そうですね。新卒社員でも参加可能です。取り組み内容について、最終的には私が監修をしていますが、あくまでも主体となるのは希望者たち。これにより、「会社に対して深くコミットしていきたい」という意欲が高まりますし、担当業務とワーキンググループの2つの視点を持つことができます。多面的な視野で物事を見ることができるので、成長速度が高まります。

——環境や制度など「社員自身で自走する」という中でも、あえて「こういう力をつけてもらいたい」ということはありますか?

これは、本当にあまりないんですよ。個の成長速度が予想外に速すぎて、むしろ受け皿としての会社の器の大きさが足りていないという印象があるくらいです。
私もそれなりの経験をしてきていると思っていますが、それでも「これだけの能力と全体を見通す目があって、なおかつ意欲が高ければ、どんなボールを投げても何とかするだろうな」と思える社員がたくさんいます。そういう人が集まる会社になっているので、「会社に足りないところ」は目につきますけど、「個人に足りないところ」については、正直よくわかりませんね。

次ページ 「会社よりも「自分がやりたいこと」がベースとなる社会」へ続く

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