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AKQA Tokyo代表・葉村氏が退任 新天地は「パフォーマンスマーケ」

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アップルがグローバル契約するPHG日本法人社長へ就任

WPP傘下のクリエイティブエージェンシー、AKQA東京オフィスの代表(マネージング・ディレクター)を務めた葉村真樹氏が退任し、6月1日付でパフォーマンス・ホライゾン・グループ(PHG)の日本法人の代表取締役社長に就いた。AKQA東京オフィスは当面の間、インターナショナル・マネージング・ディレクターのジェフ・ノースコット氏が、陣頭指揮を取る。

葉村真樹氏は、グーグル日本法人の経営企画室兼営業戦略企画部統括部長、ソフトバンクモバイルのiPhone事業推進室長、ツイッター日本法人で日本における広告事業の立ち上げと、広告事業に関連する事業開発の東アジア統括を歴任。

PHGは、米・英・豪に拠点を置く「パフォーマンスマーケティングプラットフォーム」企業。2013年8月には、米アップルが、コンテンツ販売サイト「iTunes」やオンラインストア「Apple Store」のアフィリエイト広告プラットフォームを、リンクシェアからPHGに切り替えると発表して一部話題となった。プラットフォーム提供先は現在までに110カ国に上る。

サイト単位で細かくアフィリエイトのパフォーマンス(効率)の管理ができるのが特徴。グローバルでは、グーグル、エクスペディア、アディダス、ブリティッシュ・エアウェイズなども活用する。

葉村氏はPHGについて、「とても透明性の高いサービスを手がけている」と話す。「アフィリエイトはネット黎明期からある広告手法で、浸透の規模としては最も大きい。一方で企業は、リンクが張られたサイトの質や、パフォーマンスまでは管理できず、ブランドを保ちながら売り上げの効率を高めるのが難しかった。サイトごとにリアルタイムで比べられるPHGのプラットフォームなら、ここ数年、無風状態にあったアフィリエイト広告に一石を投じられるのではないか」。

プラットフォームの提供形態はSaaS(Software as a service、サース)型で、他社のサービスとも統合・接続できる。「もちろん、アップルのようにすべてを社内管理できる企業は多くないが、ブランド企業の『オンライン広告・販売のパフォーマンスを上げたい』というニーズは、さらに高まると思う。エージェンシーやその他の企業とも連携しながら、オンライン・ダイレクトマーケティング活動の効率化をサポートするビジネスに育てられたら」。


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