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元カトキチTwitter部長・末広栄二氏、ハーバー研究所の社長に——「企業の幹部はネットユーザーの空気にもっと触れるべき」

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「人間の性質」を汲み取るネットユーザーはマネジメントに向いている

——ソーシャルメディアの真髄を体感し、理解してきた末広さんだからこそのアイデアですよね。

ソーシャルメディアで成功している企業は、コミュニケーションの本質をうまく捉えていますよね。企業のトップはソーシャルメディアへの理解が必須だと思います。

Facebookなどのソーシャルメディアの仕組みは“人間の性質”を上手く汲み取っています。コミュニケーションの頻度が上がることで人と人との関係が深くなることもあれば、それによって関係が崩れる可能性があることも理解しています。

だからこそ、Facebookではワンアクションで相手への反応を表す「いいね!」のボタンがあったり、LINEではやり取りを簡潔化するためのスタンプがあったりするわけです。SNSによるコミュニケーションの活発化、情報共有を行うことは、これから企業にとって、今まで以上に大きな価値が生まれてくるでしょう。

——Twitter部長から社長となった今、経営者としてネットの力をどのように感じていますか。

ネットユーザーほどマネジメントに向いていると思います。常に新しい情報に触れているネットユーザーは、情報に対する感度が優れている。「この話はバズる」というのが肌感覚で分かりますし、新しい情報を発見するのも早い。企業の幹部はネットユーザーの空気感にもっと触れていったほうがいいと思います。