日本マクドナルドは27日、groovisionsが店舗内の壁面デザインを手掛けた改装店をオープンした。日本人デザイナーを起用するのは初の取り組みで、第一弾は田端駅前店(東京・北区)。このほか、11月30日から中野南口店(東京・中野)、12月4日から中央林間駅店(神奈川・大和市)で、それぞれTYMOTEが同様に壁面をデザインした店舗の営業がスタートする。なお、中央林間駅店は再出店による新店オープンとなる。
groovisionsによる田端駅前店のデザインテーマは「今までもこれからも変わらない、ポジティブで普遍的な“マクドナルドらしさ”」。ハンバーガーやポテトをデザイン化したビジュアルと、日常の風景にマクドナルドが共生している様子をデフォルメして描いているのが特徴。
TYMOTEによる中野南口店と中央林間駅店のデザインテーマは、「マクドナルドのアイデンティティを用いたモダンな和文様」。マクドナルドにまつわるアイコンを組み合わせて、和の特徴である文様を表現し、落ち着きのある色合いとユニークなパターンを描いている。
マクドナルドは4月に2015年内に131店舗の閉鎖を発表しており、11月に発表した1~9月期の連結決算で上場以来最大の赤字となるなど、消費者離れが続く。
一方で2018年までに全店舗のうち9割の改装を進めるとし、今回の日本人デザイナー起用もその一環。2016年以降も、3月に久喜インター店(埼玉・久喜)への導入が予定されている。このほか10月には、新メニュー発表と同時に清掃体制の一新についても発表するなど、快適な店舗体験を目指した改革を続けている。
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