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箭内道彦氏ほか豪華審査員陣が評価—映像制作の若き才能を発掘するアワード

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【えぐちりか賞】

<学生部門>

「味メン検査」
代表者:小幡直椰/共同制作者:佐藤涼平、玉井舜基、武井俊人、南和希

<U-29部門>

「日本の広告実験」
代表者:荒川大/共同制作者:加藤睦望、加藤歩美 、佐藤史弥

えぐち氏講評

名前もそうなんですが、本当にに実験的な試みだなと思ってみていました。日本人の誰もが匂いを感じるものを上手く探し出して、面白い映像になっているし、まずそういう実験をしてみたい!と思う気持ちが潔くて、作っていて楽しかったんだろうな、というのが伝わってきて良かったですね。

【河尻亨一賞】

<学生部門>

「What are you doing?」
代表者:谷口篤史/共同制作者:Shoki Tanaka、Yulino Nishikawa、Kazuya Murakami

<U-29部門>

「自撮道」
代表者:林千文

河尻氏講評

自撮りは世界のグローバルカルチャーですが、その日本流のこだわりを追求するとこうなる、というのをイラストでつくったのが面白いと思いました。「獣手掻き」とかね、説明が早すぎて読めないところが、またひとつ面白いかなと(笑) そしてまったくの一人制作なんですね、これ。黒田さんの言うところのレジスタンス、福里さんが言う「電柱の影から」という、自撮り文化に対するそういう制作者の方の見方が表れていますよね。

【木村健太郎賞】

<学生部門>

「アマオノマトペ」
代表者:酒井光太/共同制作者:中島健太、釣瓶昂右、佐々木緋音、加藤勇気

木村氏講評

とにかく、つくりが丁寧でキレイ。雨を音で表現したりだとか、企画はそう新しいわけではないものの、それを信じて徹底的に細部までこだわっているのがいい。雨って、だいたいネガティブに思えちゃうんだけど、読後感だとか、完成度が高いので何回見ても楽しい、すばらしい作品。

<U-29部門>

「ダメになれる街、赤湯。」
代表者:吉川大介/共同制作者:佐藤いさを、飯田麻友

木村氏講評

僕は「Creative Summer Camp」(編集部注:my Japanが主催する、若手クリエイター対象の夏のキャンププログラム)でもこれを賞に選んでいて、どんだけ好きなんだって話しなんですけど(笑)。外国の人が見て日本をいいなと思うのって、やっぱり日本人が楽しそうなことだと思っています。日本人って彼女と温泉に行くのがすごく好きじゃないですか。でも温泉の日本の文化は日本人にしかないですよね。企画もすごく素直で、ダメになれるって言うのは温泉の本質だし、自分だけの姿を見せるっていうのは恋愛の本質だし、普段と違う自分になれるっていうのは旅行の本質でもあるから、すごいなと思いました。

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