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お客さまがつくって食べるアクションを促す!「サッポロ一番」、双方向コミュニケーション実現の舞台裏

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増える宣伝部の仕事とパートナーへの期待

福井:ユーザーのコミュニティに、我々のような企業がどこまで入っていくべきか。最初は戸惑いもありました。その点では、戸谷さんがユーザーさんをよく知るクックパッドさんと密にコミュニケーションをとっていただいているのでユーザーの皆さんともよい関係が構築できていると思います。

Web周りの施策は広告会社の方からすれば、手間のかかる仕事なのではないでしょうか。jekiさんとは20年近いお付き合いがありますが、担当の方が変わっても常に細かいところも100%力を出して、誠実に向き合っていただけるという印象を持っています。広告会社には、それぞれの良さがありますが、この辺りがjekiさんの良さだと思います。マスプロモーションでも頼りになるという信頼を寄せていますが、Webの施策でもjekiさんの強みを発揮していただけるのではないか、と考えての相談でした。

戸谷:おっしゃっていただいたように、Webに関わる仕事は非常に多岐に渡ります。通常の広告制作に比べると、確認作業も膨大にある。サンヨー食品広報宣伝部員のつもりで、その作業を担うようにしています。

福井:メディアがこれだけ分散してくると、取り組まなければいけないメディアも手法も増えますが、仕事が増えても部員の数が無尽蔵に増えるわけではありません。どうしても一人ひとりの負荷が重くなっていますので、細かい部分をjekiさんにお任せできるのは心強いですね。誠実さに対する信頼があるからこそ、お任せできていると思います。

戸谷:クックパッドでの施策がスタートして約1年。企画がようやく形になって機能し始めてきたと感じています。2年目以降は、この取り組みを活用した、さらに新しいコミュニケーションのアイデアを提案していきたいですね。具体的には、マス広告や店頭でのプロモーションにまで広げていけるのでは、と考えています。

福井:広告活動は正解のない世界ですが、昔に比べ、その答の行方がより不明瞭でゴールイメージを描きにくくなっています。パートナーとなる広告会社の方には、この環境で共にゴールイメージをつくっていけるかが大事だと考えています。戸谷さんには「jekiイズム」を感じていますし、これからも共に新しい取り組みにチャレンジしていけたらと考えています。

—消費者と接点を持てる場が増えるにつれ、宣伝部門の仕事もこれまで以上に複雑になっています。パートナーとなる広告会社にもこれまでとは違う、深いかかわり方やスキル、資質が求められていると言えそうです。

サンヨー食品株式会社 マーケティング本部 広報宣伝部 部長
福井 尚基(ふくい・なおき)

1987年入社。広島営業所などを経て、2000年より広報宣伝を担当。2014年より現職。

 

株式会社ジェイアール東日本企画 第五営業局第三部
戸谷 和輝(とや・かずき)

2008年入社。JR担当営業局などを経て、2014年より現職。サンヨー食品を担当。

 

【本連載について】
企業と消費者の関係が複雑化する中で、ビジネスの成果を上げるために、宣伝部も「広告」にとどまらず、商品がお客さまの手元に届くまでのすべてを設計する必要が生まれています。では、最前線でクライアントと接する営業担当が目指すべき進化の形とは、どのようなものでしょうか?

前例通りが通用しない時代に不確実性の高い「アイデア」を形にし、ビジネスの成果につなげるためには、実は熱意、フットワークなど、人的なスキルの向上にADパーソンが目指すべき姿があるのではないか?編集部では、そんな仮説をもちました。社員数764名の組織だからこそ自分の仕事の領域にとらわれずに、仕事に向き合うジェイアール東日本企画「クライアントサービスプロジェクト」と一緒に、これからのADパーソンのクライアントとの向き合い方を考えていきます。

お問い合わせ
株式会社ジェイアール東日本企画
クライアントサービスプロジェクト事務局
TEL(03)5447-7974