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コラム

#石井リナのゆとりですがなにか

若者たちが、検索エンジンよりもSNSを信頼する理由

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SNS投稿を促進し、ユーザーコンテンツを活用することが重要

一般ユーザーが検索よりもSNS上の投稿を信頼していることを活用した企業事例もあります。

2012年の事例ですが、すでにNYのレストラン「Comodo(コモド)」ではユーザーがInstagramに投稿した写真をメニューとして活用しました。メニューには「#comodomenu on instagram」の文字が記載されており、Instagram内でハッシュタグ検索し、実際の料理の様子を見ることが勧められています。

お店側が見せる写真ではなく、一般のお客さんが撮影したものの方がリアルであり、口コミも見ることができます。来店したお客さんは、このようにハッシュタグ検索されることが分かるため、自分自身も写真を自身のアカウントに投稿し、口コミを残す動きをしています。自信があるからこそできる施策ではありますが、ユーザーの投稿を促進する好事例ではないでしょうか。

検索エンジンで出てくる企業発信の情報ではなく、嘘偽りのないリアルな情報を求め、一般ユーザーは当たり前のように、SNS上の他の一般ユーザーの投稿を信用し、消費活動をしています。こうした動きを見ても分かるように、企業発信の一方通行の情報ではなく、一般ユーザーに投稿を増やしてもらうような施策を増やすべきです。加えてユーザーコンテンツを活用していく必要があります。

口コミサイトと言えば、旅行や化粧品、グルメなどあらゆるジャンルの媒体があると思いますが、そもそもユーザーの接触時間が多いのはSNSです。「検索する」というと想起されやすいのも、若年層であればInstagramやTwitterなどのSNSが中心になってしまいます。フォロワーに波及するだけでなく、ユーザーは情報としてSNSでの投稿を信用していることからも、自社の商品やサービスをSNS上に投稿してもらうことが、いかに重要なのかお分かりいただけるのではないでしょうか。