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コラム

#石井リナのゆとりですがなにか

若者たちが、検索エンジンよりもSNSを信頼する理由

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【前回コラム】「イマドキ女子大生にインタビュー「雑誌には、ファッションやメイクの情報を求めてない」」はこちら

嘘偽りのないリアルな情報を求めSNS検索をする

画像提供:shutterstock

タレントであり、インフルエンサーでもあるGenking(ゲンキング)さんがGoogle検索はしないと語ったり、SEOではなく今後はFEO(Facebook Engine Optimizationの略)をすべきだという記事が出たりと、若年層を中心に「検索エンジン離れ」が起き始めています。もちろん検索エンジンで検索する行動がなくなることはないと思っていますが、私自身検索エンジンよりSNSを信頼し、消費行動をしたことがあったので、今回はそんなお話をしたいと思います。

旅行で行くNYのホテルを決めかねていた時、GoogleではなくSNSを信用し、そのままホテルを決め、予約を進めたことがありました。つい先日のことですが、いくつかのホテルに目星をつけ、Google検索の画像検索をしていた時、イメージ写真のような綺麗な写真しか出てこず困ったことがありました。実際の広さや古さ、清潔さが知りたいのに、あまりにも綺麗な写真ばかりだったのです。

今思えば旅行の口コミサイト「トリップアドバイザー」などのサイトで検索しても良かったはずですが、リアルな写真を求めて行ったのは、Instagramの位置検索で目星をつけたホテルを検索すること。ホテルのInstagramアカウントを探すのではなく、このホテルにチェックインしたユーザーの投稿を見ようと自然と検索をしていました。

一般ユーザーが投稿した写真であるため、嘘偽りのないリアルな写真が見ることができます。いくつかの写真を見て、安心してあるホテルを予約しました。もちろんInstagramなので、角度やある程度の色味の加工などはされていると思いますが、Google検索して出てくる(企業が発信している)イメージ写真では分からない、「本当の姿」を見ることができるのです。

次ページ 「SNS投稿を促進し、ユーザーコンテンツを活用することが重要」へ続く