05 歩行者の名前がわかる横断歩道で、交通事故が減少!?
フォルクスワーゲン「Human Crossing」(アラブ首長国連邦)
アラブ首長国連邦では、「ほとんどのドライバーが横断歩道を無視している(横断歩道の前で一時停止しない)」という事実があるという。年間の交通事故の20%は歩行者を巻き込んだもので、その多くが、横断歩道無視によって引き起こされている。
この問題に着目したフォルクスワー ゲンは、「相手のことを知っていれば、相手のことを思いやることができる」というインサイトに基づき、歩行者は “透明人間”ではなく、それぞれ名前やストーリーを持つ人間であることをドライバーに思い出させる安全運転キャンペーンを展開した。
キャンペーンでは、2000人の子どもたちにオリジナルのRFIDタグを配布。これを通学鞄などにつけてもらうとともに、主要な横断歩道の上に設置したデジタル看板に、彼らの名前を記録した。タグをつけた子どもが横断歩道を渡ると、その子の名前がディスプ レイに表示されるという仕組みだ。これまでは歩行者を無視して運転をしていたドライバーたちが、横断歩道の前できちんと一時停止するようになり、事故の減少につなげることができた。
06 アメリカ各地に、ミネソタ州の“サンプル”をお届け
Explore Minnesota Tourism「MNstagram #OnlyInMN」(米国)
「ミネソタ州でバケーションを過ごす?そんな寒くてつまらない場所は嫌よ!」──こんな悲しいミネソタ州に対する印象を打破するため、同州観光局は広告会社のCoelle+McVoyと連携 し、同州に対する誤解を解くとともに、魅力を知ってもらうことを目的としたキャンペーンを実施した。
具体的には、Instagram用のフォトスポット「MNstagram」をシカゴ、 デンバー、カンザスシティといったア メリカ各地のイベント会場に設置した。 「MNstagram」は、一辺8フィートのコンテナの中に、ミネソタ州の自然や文化など多様な見どころを再現したも ので、木製カヌーでの川下りやミネアポリスのミュージッククラブ「First Avenue」など、ミネソタ州の旅を疑似体験することができる。低予算のキ ャンペーンながら、現地の植物や、照明器具、スモークマシーンなどを駆使 し、演出に工夫が凝らされている。
人々はコンテナに入って写真を撮り、 SNSでシェア。トータルで125万インプレションを記録した。また、今年の 夏後半に、ミネソタ州を訪れる計画を立てる人も増えたという。
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