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コラム

【閲覧注意】鬼ムービーのガチすぎる動画教室

“言の葉に乗る”オンライン動画は、どうやって生まれるのか — オンライン動画・新春座談会—【アイデア編】

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<“鬼”まとめ>

左から、鬼ムービーメンバーのPRプランナー根本陽平、クリエイティブ・ディレクター眞鍋亮平、メディア・プランナー鹿間天平

2017年は、PRの標準装備が当たり前。
発想源や発想フローの違いはあれど、ヒットメーカーたるもの、最初から動画やコンテンツを世に出した時の反応や、その継続性までを想定してつくっていることが、今回の座談会ではっきりしました。もちろん予想を超えたリアクションが起こることもあるでしょうが、ハネるべくしてハネる、緻密な設計がそこにはあるわけです。つまり、クリエイティブへのPR要素の内包、“PRの標準装備”です。これは鬼ムービーとしてのモットーでもありますが、他のクリエイティブ・ディレクターのみなさんも、そういう発想をされているとなると、いっそう気が引き締まる思いです。(ん?そもそもPR要素って何?という方は、僕たちの書いた、こちらの記事をご覧ください!)

昨年は、オンライン動画が花盛りでしたが、2017年はさらにその数が増えると僕らは見ています。そこで生まれるのが「動画格差」です。質のいい動画は、シェアが加速し、これまで以上のインパクトを生む可能性がありますが、逆に質の悪い動画は全く機能せずに役目を終える。この差がより開くと思うのです。PRではフィクションよりもノンフィクションのファクト(事実)が大事、とよく言われますが、この格差を超えるのに重要になってくるのは、“相対的な事実”よりも“絶対的な事実”ではないでしょうか。

今僕らが直面しているのは、他と比べてやや新しいとか、わりと質がいいとか、ちょっとやそっとのことでは、もう「驚かれない」という厳しい現実。“何かと比較すれば、すごいかなと思える程度の事実”では、ビクともしない“デジタル不感症”の人たちの心を鷲づかみにするような、“絶対的な事実”が必要なのだと思います。その純度や精度をどこまで突き詰められるか。その「覚悟」が問われるようになってくるのではないでしょうか。

そのためには、「ブランドの本質を見抜く力」そして「世の中の反応を読み、その要素を内包する力」、この2つの力が必要不可欠です。今回議論になっていた”売れるオンライン動画”も、この2つの力の先に解があるように思います。

(座談会の続きはこちら