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コラム

四苦ハック人生 in Sanfrancisco

広告業界のイチローが見ている先は【後編】

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東京オリンピック・パラリンピックに向けて

川島:僕もそうですが、レイさんもスポーツが好きですよね。AKQA時代には会社で一緒にサッカーもやっていました。3年後のオリンピックは生まれ故郷の東京です。

イナモト:もちろんレーダーに入っています。この前のブラジルのオリンピックはアメリカで見ていたんだけど、テレビで見るのが本当につまらなかった。コマーシャルばっかりで、権利関係のこともありオンラインではなかなか見れないし。5分に1回はコマーシャルが入って、ユーザーのことを全く考えていない。

川島:アメリカのオリンピック放送はひどいですよね。プライムタイムに合わせるためにライブで放送もしない。スポーツの醍醐味がざっくりと削ぎ落とされている気がします。

イナモト:ひどかった。特に今回は。日本ではモバイルでも見れたりすごく充実していたと聞きました。パナソニックがこの前発表していた技術ではスタジアムに設置した複数のカメラから好きなアングルを選んでリアルタイムで視聴できるようになるとか、そういうことが徐々に発表されている。きっと2020年までにはもっと面白い視聴方法が開発されているはずです。それに対しても何か新しいことをできたらなって思っています。楽しみですね。

川島:デザイン、データ、テクノロジー。そしてスポーツとの融合ですね。僕もスポーツが好きだし、東京オリンピックには何かの形で関われたらと思っています。一緒に何かできたら最高ですね。


さて二回にわたりレイ・イナモトさんにお話を伺いました。久しぶりの「メンター」との再会に、僕もインスピレーションと活力をもらって西海岸へ戻ってきました。世界を舞台に活躍するレイさんの新しい海賊船 「Inamoto & Co」。これからどんな航海を切り開いて行くのか注目したいと思います。