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ヤングカンヌ2017:③全部門総集篇 — カンヌライオンズ2017レポート

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PR部門代表:中川諒(電通)/ 山脇卓朗(電通)

国内予選:152チーム参加

課題
Silent Emergency(ニュースにならない世界各地の危機)の認知を高め、英国赤十字への募金を集めよ。たとえば、アフリカのLake Chad(チャド湖)Crisisなど。

日本の企画
「UNDISCOVERED PLACES」
今まで誰も見たことのない場所への魅力的な「旅行ツアー」をつくり、現地で起こっている悲惨な現状を(一日一食・砂漠がベッドなど)旅程の中で知ることになる。関心をもった人は、シェア・寄付・ボランティアとして「ツアー」に参加できる。

ゴールドをとった国
ハンガリー

ゴールドをとった企画
「LAKE for LAKE」
ハンガリーにある観光名所である湖に、チャド湖で起こっている悲惨な状況が見えるVR望遠鏡を設置。

振り返り
昨年までの「戦略」重視から、「クリエイティビティ」重視へとクライテリアが変更。緻密な戦略設計よりも、分かりやすく、オリジナリティのある企画が評価された。

PR部門については、①PR部門事前準備篇 ②PR部門本戦篇で詳しく書いていますので、そちらもご参照ください。

会場では、カンヌライオンズ会期中に行われる、ヤングカンヌの各部門の結果が掲出されていきます。

3回にわたって書かせていただいた、2017年ヤングカンヌ体験記もこれにて終了です。来年ヤングカンヌの代表を目指す方々の参考に、少しでもなれば幸いです。とは言いつつ、去年までの傾向の分析は、あくまで「傾向」に過ぎず、審査員も毎年変わるので、審査基準もおのずと変わります。今回ぼくたちは、その傾向に少し重きを置きすぎたことが反省点でもあるので注意が必要です。

ヤングカンヌは、世界中の熱意ある同世代が集まって、同じルール(課題・時間・機材・言語)で勝負をする、国際スポーツ大会に出場するような、割と稀有な場・体験です。参加することに意義があるという意見もありますが、やっぱり勝たないと意味がないというのが出場した感想です。

この悔しさをバネに、「世界中の同業者が悔しい思いをするような仕事」ができるように頑張ります。そしてまた来年も、日本代表として参加できるよう、僕たち二人も頑張りたいと思います。長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

中川諒

1988年生まれ。幼少をエジプトとドイツで過ごす。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、Udaan School of Photography Mumbaiにてフォトジャーナリズムを勉強。Wieden+ Kennedy TOKYO(アルバイト)を経て、電通に入社。横浜市立大学医学部共同研究員。 Young Cannes 2017 PR部門日本代表。ADFEST、Spikes Asia、広告電通賞など。

 

山脇卓朗

1988年生まれ。幼少を兵庫県加古川市で過ごす。東京外国語大学、WEB系とファミレス系とガテン系のフリーランスアルバイターを経て、電通に入社。入社以来ストラテジーを起点としたプランニングに従事。PRアワードグランプリ:ゴールド、広告電通賞:電通賞、ADFEST:ゴールドなど受賞。

 

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