動画はタテ向きで観る?音は出さない?そもそもパケ死で再生できない……?

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「モバイルビデオ制作の3つのヒント」

ヒント1:「1分以内」でつくる!

一般的にスマートフォンで視聴されるWeb動画は、PC 視聴時と比較すると尺が短いという特徴があります。5分や10分などの長い尺の動画が見られていないわけではありませんが、特に企業が広告物として配信するような非エンターテイメント動画は、基本的には1分以内で視聴離脱してしまうケースが多い傾向にあり、長尺であればあるほど視聴維持率は低下します。

もちろん、Wi-Fi環境の有無や、視聴者の動画への接触方法、視聴するコンテンツ内容によって様々なケースがありますが、尺に関しては基本1分以内で設計するのが無難です。

現在は、通信料を気にしてモバイルビデオを見ないユーザーも多く、「通信料さえかからなければ、もっと長短関わらず動画を視聴したい」という意見も多々あるようですが、今後free Wi-Fiの整備や通信会社の通信料値下げなどで、視聴傾向も変わってくるのではないかと考えられます。最近では東京オリンピックに向けてWi-Fi環境の整備は急速に進んでいるので、もしかしたらここ2,3年のうちに大きな視聴変化がでてくる可能性もあるかもしれません。

【携帯会社の通信料と動画の関係】

 

ヒント2:「画角」を意識する!

ヒント1でも取り上げたように、スマートフォンで視聴されるWeb動画は、短い尺のものが好まれる傾向にあります。また、動画の尺が短ければ短いほど、わざわざ携帯端末を横向きにして動画を視聴せず、縦向きのままで視聴されるケースが多いのも特徴です。

【向きと尺の相関関係について】

ご存知の通り、スマートフォンを縦向きのままヨコ型動画(16:9や4:3の画角のもの)を視聴すると、配信先の仕様による部分はありますが、動画が縮小された状態で画面表示されます。小さく表示された動画は、視認性が悪く、動画クリエイティブの意図が伝わりにくい点が懸念されます。また、通信環境によっては自動で動画の解像度を下げて配信されてしまうプラットフォームもあるので、注意が必要です。小さい画面で低画質配信されてしまうと、もはや何が写っているのかよくわからない、といったケースもあります。

それらを回避するためにも、モバイルビデオ制作においては、小さな画面の中で、何を表現しているのかが明確に伝わるクリエイティブ設計が重要です。場合によっては、タテ型動画や正方形の画角を取り入れてみるのもいいかもしれません。実際に、タテ型動画チャットアプリケーションのSnapchatの動画広告では、従来のヨコ型動画と比較して約9倍の完全視聴率を記録したというケースもあり、広告領域でも今後期待が持てる可能性もあるかもしれません。

次ページ 「ヒント3:「無音再生」を逆手にとる!」へ続く


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