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選ばれ続けるECサイトになるには

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「ECサイトの売上を任された、でもどんな方向性で制作していけば成果がでるのか」。そんな悩めるプロジェクトリーダーに向けたブランディングの入門書『ECサイト×ブランディング』の発売にあたり、著者であるブランディング・エージェンシーのフラクタ 代表取締役CEO 河野貴伸氏、ブランディング・ディレクター/アートディレクター松岡芳美氏に話を聞きました。

左から、著者のフラクタ代表取締役 河野貴伸氏、ディレクターの松岡芳美氏。

ECサイトの制作はブランディングを見直すチャンス

—なぜ今、「EC×ブランディング」なのでしょうか。

河野:今やネットで買い物をするのはあたりまえの時代になり、ECサイトを持つことがスタンダードになりました。しかし、ECサイトを立ち上げたものの、思ったように売れない、実店舗との連携がうまくいかない、コンテンツのネタが見つからない、他部署の協力が得られない等々…。ひとりで悩みを抱えこんで途方に暮れるプロジェクトリーダーはたくさんいらっしゃいます。

私たちは十数年間ずっと、ECサイトの開設や、運営上の課題解決などのお手伝いをしてきました。どうすればユーザーを惹きつけ売上を伸ばし続けるECサイトにできるのか、試行錯誤を重ねた結果、ブランディングこそがECサイトを成功に導く秘策である、という結論に至ったのです。

ECサイト×ブランディング』 11月1日発売
定価:本体1600円+税
四六判 208ページ 宣伝会議 刊

ECサイトにおける、ブランディングの入門書。ECサイトで成果を出す近道は、ブランドの個性と向き合い、お客さまとの信頼関係をつむぐこと。ECサイトにおけるブランディングの手法や、チーム体制づくりを解説した一冊。

松岡:ECサイトには、商品情報からブランドの想いまで、たくさんの情報を載せることができます。そしてまずはECサイトを見てみるという消費者行動も多くなりました。つまりECサイトはもはやブランドの顔であり、お客さまにブランドを体験してもらう大事な接点です。商品・サービスの価値を感じていただくだけでなく、企業自体への愛着を醸成することもできます。ブランドに信頼を寄せていただけるようになってはじめて、継続的にお客さまが集まり、選ばれ続けるECサイトになります。

河野:ところが、いざサイト制作となると、ECサイトを販売機能としか見ておらず、ブランドの個性が伝わっているのか、お客さまからの信頼が得られているのか、といったブランディングの部分がおざなりになりがちです。お客さまはリアル店舗かECサイトかなど気にせず買い物をしているにもかかわらずです。

ECサイトの制作をきっかけに、ブランディングを考えることは、「自分たちは何をしたいのか」というブランドの根本を見直すよい機会になると思います。お客さまが繰り返し訪れるようなECサイトを制作するには、ブランド全体の体験設計を考え直す必要があります。ブランディングができれば、ECサイトの方向性で迷うことは無くなりますし、ブランドの価値が伝われば、商品の売れ行きが良くなるだけでなく、リクルーティングにも良い影響が出てきます。

─どのような人にこの本を読んでもらいたいですか。

松岡:この本は、ECサイト制作またはブランディングに悩むリーダーに寄りそった入門書になっています。なんとか指針を見つけなければという課題感を持ち、目の前の壁を突破したいと頑張っている人にぜひ読んでいただいて、前に進んでいただきたいです。

河野:ECサイトを見る端末はどんどん進化して、美しいビジュアルや動画も楽しめるようになりました。ECサイトで、もっと人を驚かせたり感動させたりすることができるはずです。これからますますECサイト×ブランディングは面白い領域になりますよ。



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