コピージアムで行われたのは、U35の若手クリエイターを代表する電通の村田俊平さんとTBWA\HAKUHODOの栗林和明さんの対談。2人がこれまでどのようにキャリアを組み立ててきたのか、自分らしい企画スタイルをどう身につけてきたかが、さまざまなエピソードと共に紹介された。
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キャリアを3期に分けて振り返る
村田:
栗林さんが名乗っている、「BUZZ MACHINE」って何なんですか?
栗林和明(くりばやし・かずあき)
TBWA\HAKUHODO、Buzz Machine
1987年生まれ。主な仕事に、サントリー「忍者女子高生」(博報堂在籍時に担当)、日産自動車「#猫バンバン」、lyrical school MV「RUN and RUN」など。
TBWA\HAKUHODO、Buzz Machine
1987年生まれ。主な仕事に、サントリー「忍者女子高生」(博報堂在籍時に担当)、日産自動車「#猫バンバン」、lyrical school MV「RUN and RUN」など。
栗林:
博報堂からTBWA\HAKUHODO に異動した時に、肩書を自分で何でもつけていいと言われたんです。最初は「インタラクティブプランナー」で提出したんですが、上司に「もうちょっと役割がわかりやすい名前にしてみたら?」と。深夜1時くらいにヤケクソになって、めっちゃわかりやすくしてやろうと考えたのがBUZZ MACHINEです(笑)。
村田:
でも栗林さん、マシーン感があまりないですけど(笑)。
栗林:
希望を込めてつけた名前なんです。バズって狙うのがとても難しい。だから安打製造機的に100%当てられたらすごい価値だと思って。それでマシーンと言ってます。ちなみにBUZZ MACHINEの代案としては、先輩から「バイラルエンペラー」を推されてました(笑)。
—今日はお2人にこれまでのキャリアを3期に分けて説明していただきます。
村田:
僕の1期は「欲望期」でしょうか。入社2年目で転局試験に合格して、クリエイティブ配属になったんですが、同期はみんな優秀で、さらに上の世代にも超優秀な人たちがたくさんいて。圧倒的な競争の中で、不満を溜め込んでいました。この頃は、志を同じくする同期と傷をぺろぺろと舐めあったり、あとは友人の結婚式の寿ビデオをひたすら作ったりしてましたね。寿ビデオは企画も演出も編集も自分でするので、100時間ぐらい編集をネチネチやってみたり、ここで経験したことが意外に後のCMでも生きてきます。
