コラム

アンバサダー視点のススメ

デルがファンとの交流プログラムで感じた、マスマーケティングとの違い

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「1リーチの重み」を実感した瞬間

横塚:とは言え、アンバサダーの募集を開始し、1回目の座談会が終わるまでは、不安な時期が続きました。というのも、テレビCMなどは最悪失敗した場合は途中で中止することもできます。しかし、アンバサダープログラムは一度スタートしたら途中で止めることは簡単にはできないからです。

藤崎:アンバサダープログラムは、一般的にスモールスタートをお勧めしています。

横塚:私もそう考えて小さく始めることにしましたが、最初は応募者がなかなか増えませんでした。加えて、アンバサダープログラムは、社内で広く認知されておらず、私も兼務している状況で、同じマーケティング部の福永に加わってもらいました。

当初、福永には少しだけ手伝ってもらうつもりだったのですが、彼女の細やかな管理と素晴らしい仕事に日々助けられており、本当に感謝しています。彼女がいなかったらと思うと恐ろしい限りです(笑)。現在は、広報部とも連携をとり進めています。

藤崎:アンバサダープログラムは、お金を掛けて大きく立ち上げると、むしろ後戻りができなくなる可能性があります。雪だるまが転がり大きくなるように、だんだんと周囲を巻き込んでいく方法がベストのようです。

横塚:座談会の人数を絞って少人数にしたことと関連しますが、アンバサダーを始めるにあたって、「1リーチの重みが重要」というアドバイスをいろいろな方からもらいました。ただ正直なところ、その時はあまりピンとこず、どこか腹落ちしないというか、本当の意味を理解できていなかったように思います。これまでの私にとっては、どれだけ広くマーケットにリーチし、いかに売上・利益・シェアに影響を与えたかが重視な指標だったからです。今回アンバサダープログラムを新規に立ち上げたことで、同じ1リーチにも「質の違い」があることを強く実感することができました。

藤崎:確かにマスマーケティングは、広く認知を取ることに優れたメカニズムです。そこでのリーチには、ひょっとしたら「重み」はないかもしれませんね。

横塚:一方、アンバサダープログラムでは、「一人ひとりにどれだけ深く伝わるか」を重視しています。まさに、「重みのあるリーチ」を目指すというわけです。今になって振り返ると、イベント初日にその意味が理解できたように思います。私にとってのマーケティングの価値観が変わったと言ってもいいほど、このプログラムに大きな意味があったと思っています。従来のマスマーケティングによる「広域なリーチ」も大事ですが、顧客にブランドを深く理解してもらうには、「1リーチの重み」も大切にしなければいけない、と強く感じました。

藤崎:そうでしたか!

デルアンバサダープログラム公式サイト
http://www.info-event.jp/dell/lp/xps/ambassador/
デル公式ハッシュタグ
#デルアンバサダープログラム

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