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コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

地方の広告会社の社員が宣伝会議賞、販促コンペで入賞できた理由

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[寄稿者一覧はこちら]

【前回のコラム】「コピーライターになりたかった10年前の鈴木へ」はこちら

はじめまして。コピーライター養成講座札幌教室第1期修了生の三上智広です。広告会社で企画部に所属していますが、仕事の内容はテレビ・ラジオ媒体の業務が8割程、それ以外の企画、コピー、CDなどが2割といったところです。コピーといっても事業告知のラジオCMやパブリシティ原稿といったものが多いので、私の名前が皆さんの目にふれる機会はなかなか無いと思います。

そんな私になぜ今回コラムの依頼があったかというと、昨年宣伝会議さんが主催する「第54回宣伝会議賞」(宣伝会議賞)と「第9回販促会議企画コンペティション」(販促コンペ)の両賞を受賞した、ということが大きいと思います。

「宣伝会議賞」はテンピュール・シーリー・ジャパンさんの課題で協賛企業賞を、「販促コンペ」では牛角ほかを運営するレインズインターナショナルさんの課題でシルバーと協賛企業賞、アサヒ飲料さんの課題で協賛企業賞を受賞しました。

「宣伝会議賞」は20代のころにも応募していたのですが、3回くらいの応募で諦めてしまいました。再挑戦の理由は諸々ありますが、養成講座の同期が応募し続けていたことが大きいです。初年度は600本応募、次の年は800本、1250本、1450本と増やし4年目でようやく受賞しました。

その興奮が冷めないうちに「販促コンペ」に初挑戦してみました。27課題全てに応募しましたが、まさかトリプル受賞するとは思いませんでした。販促企画は自分の苦手分野だと考えていたからです。地方の従業員20名程度の広告会社の人間が、贈賞式会場の東京国際フォーラムをざわつかせることができるなんて。何でも挑戦してみるものだなぁ、と思いました。

賞は獲得しましたが私自身、特別な才能があるとは考えていません。いわば凡人が努力した結果です。しかし、凡人には凡人の戦い方がある、と思います。その切り口をどう見つけるか、です。

今、このコラムを読まれている方の中にはコピーライター養成講座を受講するか迷っている方もいるかと思います。答えがない、あるいは答えが無数にある広告の世界にあって、この講座は、戦い方の切り口を見つける手がかりになるかと思います。

私の場合は、地方の広告会社では身につけることが難しい、東京発の広告の考え方を特に意識して学びました。それ以外にも講座で学んだことは、コピーだけではなく広告の仕事全般において、今でも私の根幹になっています。昨年の受賞も、コピーライター養成講座なしにはありえなかったことと思います。

有志で作成した「第1期生卒業文集」ほか。提出課題の優秀者に送られる「金の鉛筆」は10本獲得した。

何より並走する友人たちができることが変えがたいです。活躍する友人たちに感心したり、嫉妬したりしてきて、今の自分があると思います。

札幌教室は3年ぶりの開講とのこと。次回はいつかわからないし、今見送ることは他の人に道を譲っていることと同じかもしれません。迷っているなら、飛び込むべきです。

最後に、私の好きなウォルト・ディズニーの言葉を。

「成長していないなら、死にかけているんだ」

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三上智広(みかみ・ちひろ)

アド・ビューロー岩泉 企画部所属。1971年4月3日生まれ。北海道函館市出身。北海学園大学法学部法律学科卒業。1994年4月アド・ビューロー岩泉入社、営業部を経て企画部へ。1998年コピーライター養成講座札幌教室第1期を終了。2008年〜2010年 全北海道広告協会賞 審査委員。2011年〜2017年 札幌市立高等学校職場体験(インターンシップ) 講師・アドバイザー。主な受賞歴 2002年 全北海道広告協会賞 優秀賞、2017年 宣伝会議賞 協賛企業賞、2017年 販促会議企画コンペティション シルバー・協賛企業賞 ほか。

第54回 宣伝会議賞 受賞作品
第9回 販促会議企画コンペティション 受賞作品