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CAB-Jが最新版メディアデータブック刊行に合わせて、セミナーを開催

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10月3日、衛星テレビ広告協議会(以下、CAB-J)主催による「CAB-J(キャブジェー)セミナー2018」が、東京ドームホテルにて開催された。

CS/BSペイテレビは料金を支払って視聴するCSおよびBSテレビ放送の総称で、CSとBSを合わせて160の専門チャンネルが、衛星放送のスカパー!や全国各地のケーブルテレビ、IPTV等を通じて放送されている。全国のペイテレビ視聴可能世帯数は最新の数値では、毎週約916万世帯、約2263万人にリーチしているメディアになっているという(2018年2月2週目調査)。

第1部のセミナーでは、CAB-Jが近年、力を入れているメディアデータの拡充について、最新の活動とデータが報告なされた。CAB-Jでは、2007年から機械式ペイテレビ接触率共同調査を実施しており、本セミナーではその調査結果のサマリーが発表された他、来場者に最新版の「CS/BSペイテレビメディアデータブック2018-2019」が配られた。

機械式ペイテレビ接触率共同調査は世帯で215項目、個人で1370項目のプロフィール調査を実施することで、広告主企業が自社の顧客ターゲットとマッチングする番組コンテンツを探しやすくする工夫をしている。登壇したCAB-Jメディアデータ委員会 森明生委員長は「今年の4月から調査期間が世帯で52週と365日調査に拡大、調査地域も関東、関西だけから名古屋、北部九州、札幌も加わった。より出稿主のターゲティングに合わせたメディアプランニングができる環境が整ってきた」と説明した。

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CAB-Jメディアデータ委員会 森明生委員長。

また第1部のセミナーでは、特別講師として資生堂ジャパン メディア統括部部長の小出誠氏が登壇。「デジタル時代のメディア戦略とCS/BSペイテレビに期待すること」と題する講演を行った。小出氏は「当社の場合、コーポレートブランドを前面に打ち出すのではなく、個々のブランド別のコミュニケーションを重視する傾向にある。各ブランドと相性の良い番組とコラボしたCMやプロダクトプレイスメントなど、活用の可能性があるのではないか」と、BS/CSの可能性について言及した。

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資生堂ジャパン メディア統括部部長の小出誠氏。

当日はセミナーと懇親会の2部で構成され、CAB-J加盟のCS/BSペイテレビ各局や広告業界関係者など約400名が参加をした。