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時代を肌で感じ、新しい仮説を立られる人が強い!JAAA若手大賞トークセッション

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尊敬する人、影響を受けた人は誰?

—続いての質問、「仕事で師事している人はいますか?その方とはどのように出会いましたか?」

佐藤(雄):師事する、という質問とは少しズレるのですが、勝手に影響を受けているのは、エヴァンゲリオンやシン・ゴジラを手掛けた庵野秀明さんです。会ったことはないので、想像して尊敬してるだけですが。「好きこそものの上手なれ」の話に繋がるのですが、庵野さんは学生時代の自主制作映画でウルトラマンの一話を見事なクオリティで作っているんです。それくらい特撮好きだった人が、将来ちゃんとシン・ゴジラを作っているという点にロマンを感じます。

また、シン・ゴジラをいかにヒットさせるか考えたときに、公開前の情報を絞り、ファンが最初に映画を観たときの衝撃を最大化して口コミを誘引させる、というコミュニケーションの仕方も、また、そこまで考え抜く送り手としてのスタイルも、とても学ぶことが多いです。

佐藤(麻):私も実は師事している人がおらず、写真も独学です。かつてはスタジオに所属してみたものの、全然続きませんでした。一方で、会ったことはありませんが、『少女革命ウテナ』などを手掛けた幾原邦彦さんは以前から尊敬しています。幾原さんはもともと演劇に影響を受けられた方なのですが、それを自身のアニメ作品にうまく落とし込みアウトプットされています。作品はビジネス的にもきちんとヒットし、自分が好きだと思ったことと社会とを、うまく合致させることができている人はすごく尊敬できるし、そういう人になりたいなと思います。

竹中:私は『She is』を2歳年上の同僚の野村由芽と一緒に立ち上げました。彼女と仕事をすることで、自分の仕事のスタイルが明確になっていったり、自分がやりたかったことがスピーディーに実現できるようになったりしていきました。師事という形ではなくても、仕事や会社で自分を拡張してくれるような仕事のパートナーがいることで、自分一人ではできないことをできたり思いついたりできると感じています。

次ページ 「キャリアの作り方も仕事の作り方も、自由になっている」へ続く