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時代を肌で感じ、新しい仮説を立られる人が強い!JAAA若手大賞トークセッション

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キャリアの作り方も仕事の作り方も、自由になっている

—最後に本日お集まりいただいた「若手」のみなさんへメッセージをお願いします。

佐藤(雄):今日は「好きなことをやろう」ということを何度かお話ししました。若手の人はこの話を聞いても、いざ自分に何ができるんだろうか、と考えてしまうと思います。実際に今は、やることが多くすごく複雑になっていますが、逆に、組み合わせ次第で何でもできると言い換えることもできます。

答え方や手法がたくさんあるぶん、好きなことを仕事にしたいと思ったら、それは何かしら叶うと思います。今もし行き詰っているとしたら、好きなことを突き詰めて仕事に活かすくらいの考え方で取り組むと、それが何かの突破口になるかもしれません。昔みたいな「この山をこのルートで登れ」という競争もわかりやすいですが、今はいろんな山のいろんな登り方がある分、クリエーティブは実は自由だと思います。

竹中:私は28歳の頃に新規事業を会社に提案しましたが、もともと会社には新規事業提案制度がありませんでした。でも、これをやりたいという強い気持ちや、これをやることで集まってくれる人がいるかもしれないという確信だけはあって、そのあとどう作るかは、経験がなくても意外とできるのではと感じています。もしみなさんが熱量を持ってやりたいと思うことがあるのであれば、それをどう実現できるかを考え続ければ、絶対にできるはずです。

梅田:会社の後輩によく言うのは、「二つ道があったら、苦労しない道を選んだ方がいい」ということです。普通は逆のことを言われると思うのですが、同じ努力でより勝てるゾーンがあれば、そっちに行ったほうがいいと思うんです。競争が過熱しているところでやるよりは、誰もやっていないようなところでやってみるとか。同じだけの苦労をしても、そっちのほうが返ってくるリターンが必ず大きいと思っています。まずそういうところで旗を上げるというのが大事かなと思うので、そういう道を選ぶのもひとつだと思います。

佐藤(麻):こうでないといけないとか、なにが正しいということはほとんどないと思います。自分がそれを信じられるか、それを心から望んでいるのかということが意外に大事です。入りたかった会社に入って自分がやりたい仕事ができている場合は素晴らしいと思います。

しかし、もしもそうでない場合は、別の会社に移るのもいいし、自分で会社を作ってもいいし、生き方には無限の可能性があると思います。こうしないといけないのではないかと思考をロックしないほうが、たとえ困難に見えても、最終的には自分が求めていた環境にたどり着きやすいのではないでしょうか。自分はまだまだ求めることを実現できてはいないですが、そう信じて生きています。

—みなさんありがとうございました!若手大賞は2018年10月31日まで応募を受け付けています。みなさんぜひチャレンジしてみてください!

梅田哲矢

1987年大阪生まれ。
2010年ADK入社。
2014年ヤングライオンズ金賞受賞
2015年TBWA\HAKUHODO入社
2015-18年カンヌライオンズ、oneshow、Clioなど多数受賞
2018年クリエイターオブザイヤー メダリスト

 

佐藤麻優子

1993年 東京生まれ、埼玉県育ち
専門学校 桑沢デザイン研究所中退
第14回写真「1_WALL」グランプリ
個展「ようかいよくまみれ」開催大阪excubeにて、個展「ようかいよくまみれ」開催
代官山フォトフェア2017に参加
原宿VACANTにて、個展「生きる女」開催
池ノ上QUIET NOISE arts and breakにて、グループ展「dix vol.3」参加

 

佐藤雄介
電通 第5CRプランニング局
クリエーティブディレクター/CMプランナー/コピーライター

1984年生まれ。2007年電通入社。
2017年度クリエイター・オブ・ザ・イヤー受賞。
カンヌ広告祭ヤングカンヌ「フィルム部門」にて日本人初のメダリスト。
ACC賞、TCC賞、TCC新人賞、ADC賞など。
主な仕事に、ドコモ「星プロ」、カップヌードル「HUNGRY DAYSアオハルかよ」、ポカリスエット「ガチダンス」、ギャツビー「GATSBY COPなんだ有能か」、マルコメ「世界初かわいい味噌汁」など。

 

竹中 万季

1988年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、広告代理店系列のデジタルエージェンシーに入社。
2015年にカルチャーウェブメディア『CINRA.NET』などを運営するCINRAに入社後、企業や行政とのさまざまなプロジェクトにおけるプロデュースやプランニング、編集などを担当。
2017年9月に、自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ『She is』を同僚の野村由芽と二人で立ち上げ、事業部長に就任。企画や編集などを行う。