6月13日、電通は電通の海外本社である電通イージス・ネットワークが、世界59カ国・地域から収集したデータに基づき取りまとめた「世界の広告費成長率予測」を発表した。本レポートは毎年2回、改定と新規予測を行っており、今回は2018年実績の確定と2019年~2020年の予測についての改定が発表された。
2019年の世界の広告費成長率は、1月発表時の予測では3.8%だったが、改定後の結果は3.6%という数値に。金額的には、2019年の世界の広告費は6099億ドルに達するとみられる。また2020年は4.1%成長との予測が出ている(前回予測時は4.3%)。成長の理由は、不透明な経済状況が及ぼす消費活動への影響、中国・ロシア等における成長減速は見られるものの、インド、ブラジル、英国、カナダ等が高成長率で好調を続けていること。またデジタル広告の牽引により、引き続き安定的な成長が見込まれるという。
2018年の日本の広告費成長率(実績)は、前回予測の0.2%から2.2%へと大幅に上昇。主要因としては、想定を上回るペースで伸長したデジタルの運用型広告、マス4媒体社が提供するデジタル広告を追加したことが挙げられるという。
2019年は、2018年実績を基準に前回予測時の0.6%から上方修正し、1.2%で堅調に成長すると予測。またデジタル広告が運用型広告を中心に引き続き二桁成長(14.5%)の見通しで、とりわけモバイル(21.2%)、オンライン動画(29.2%)、マス4媒体社が提供するデジタル広告が成長を牽引するとの予測が出ている。
■国・地域別の成長率予測
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