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レイ・イナモト率いるI&CO、PARTYとタッグを組み、東京にオフィス開設

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米国を拠点とするクリエイティブ・ディレクター レイ・イナモト氏率いるI&CO(アイ・アンド・コー)は、7月に東京オフィスとして「I&CO Tokyo」を開設。クリエイティブ集団 PARTYでブランド戦略立案、新規事業立ち上げを手掛けてきた高宮範有氏と、アクセンチュアで数々の企業戦略を構築してきた間澤崇氏が共同代表として就任することを発表した。

イナモト氏は、米国のデジタル・エージェンシーR/GAを経て、2004年にAKQAに移籍。グローバル・クリエイティブディレクターとして、ナイキ、アウディ、Xbox、グーグルなど、世界を代表するブランドのデジタル戦略とクリエイティブを数多く担当した。その後、同社クリエイティブ最高責任者に就任している。

2016年春に「business invention firm and incubation studio」を掲げ、ニューヨーク・ブルックリンにInamoto & Coを設立。これまでに、ユニクロの買い物アシスタントサービス「UNIQLO IQ」の開発、トヨタの自動車体験サービス「DRIVE TO GO」、AOKIグループのブランディングなどを手がけている。

同社は今を次のフェーズへと移るタイミングと捉え、日本オフィス開設に併せてInamoto & Co をリブランティングし、I&COと社名を変更。日本初の「ビジネス・インベンション・ファーム」を標榜したI&CO Tokyoは、デザインとデータ、テクノロジーを組み合わせることで、従来の枠組みを超えた新たなビジネスの創出と最善のカスタマー・エクスペリエンス(CX)構築を目指すという。
I&CO Tokyoには前述の2人に加え、ニューヨークオフィスのデザイン・ディレクター Eri Miyagi氏とHong Ko氏が日本チームのサポートとして参画する。

東京オフィスの設立にあたり、イナモト氏は次のようにコメントしている。

「2020年以降の日本をどうするか、そしてどうビジネスを進めていくか。そのためには日本のブランドは今後もっと世界を意識していく必要があります。我々は弊社のニューヨークの拠点と協力しながら、世界に通用するビジネスやサービスを日本のブランドと開拓出来ればと思っています。そして我々なりのスタンスでI&CO Tokyoを“日本発21世紀のバウハウス”のような存在にしていき、世界に影響を与えていくのが目標」。

また、I&COはこれまでニューヨーク本社と共同で複数のプロジェクトを推進してきたPARTY(CCO / Founder:伊藤直樹)とパートナーシップを締結。今後、相互に協力関係を築くべく、PARTYが運用するシェアオフィス コレクティブオフィスTOKO(東京都渋谷区)と北条SANCI(神奈川県鎌倉市)を拠点に活動する。イナモト氏は「PARTYとI&COが、相互に協力関係を構築することで、日本発でグローバルに浸透していく新規事業やブランドが増えることに貢献していきたい」と話している。

左からレイ・イナモト氏、高宮範有氏、間澤崇氏、Eri Miyagi氏。