前回の記事「ラクして、ひらめく。これからの時代のミニマルアイデア発想法~その3「リミッター」を捨てよう~」はこちら
「企画にいろんなことを詰め込みすぎてアイデアがつまらない」「デジタル時代の生活者に何が効くか分からない」そんな経験はありませんか?
そんな時はいろんなものを「捨てて」みましょう。
このコラムでは、余計な思い込みを捨てることによってアイデアを生み出す、これまでになかった「捨てる」アイデア発想法をご紹介します。
そんな時はいろんなものを「捨てて」みましょう。
このコラムでは、余計な思い込みを捨てることによってアイデアを生み出す、これまでになかった「捨てる」アイデア発想法をご紹介します。
いきなりサビから入る
普通、アイデアの企画書というとどんな体裁を思い浮かべますか?
与件の整理から始まって、市場環境、競合やターゲット分析、そこから導き出されるインサイト、コンセプト、そしてそれに基づいた具体的なコンテンツアイデアや実行プラン、そしてコストやスケジュールなどがパワーポイントやキーノートのスライドで説明されるようなイメージでしょうか。
これまではそういった伝統的なフォーマットが重要視されてきました。しかし、この「起承転結」を意識した企画書の流れは本当に提案相手が求めるものなのでしょうか。業務が細分化し仕事の効率が求められる中、先入観を持たずに考え直してみましょう。
僕が最近感じているのは、提案ももっとスピーディーにダイナミックになってもいいのではないかなということです。
そうして提案の受け手の立場になって考えた時、大事なのは結論であり、余計なイントロはいらないのです。結論を最初に持ってきてみましょう。
いきなり最初に曲のサビ(曲の聴かせどころ)が来ることを音楽では「頭サビ」と言いますが、最初にメインのテーマを持ってきて、その後何度も繰り返すことでその曲自体が印象的になります。
企画書も、いきなりサビから始めてみるのです。
書籍案内
『アイデアは捨てるとうまくいく』(好評発売中)
著者:堀宏史
イラスト:ヤギワタル
価格:1,600円+税
体裁:四六判/212ページ
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