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福生市の職員採用ポスター公開 学力よりも“熱意”重視

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東京都福生市は7月19日、市職員募集のための採用ポスターを公開した。2015年から実施している市の採用試験をPRするため、市の若手職員が中心となり制作している。8月から都内の大学や就労支援機関、福生市内の鉄道駅庁舎などに随時掲示し、9月22日に実施される採用試験への受験を呼びかける。

福生市では「脱・公務員試験」を掲げており、市の公務員試験でよく用いられる教養試験を廃止し、民間企業で多く用いられる「基礎能力検査(SPI)」に切り替えている。近年は売り手市場といわれる中で優秀な人材の確保が全国の自治体で大きな問題となっており、福生市でも次世代の行政を担う役場職員の採用が重要課題となっていた。

「学力だけで合否が左右されてしまう従来の試験では、まちづくりに対してより情熱をもって取り組んでくれる人材との出会うチャンスを逃してしまう」との考えから、現行の採用をはじめた。

今年のポスターはスーツ姿でバットをフルスイングしている職員が被写体。堅苦しいイメージのある「公務員」へのイメージ払拭を狙う。「三振を恐れるな。」というメッセージには、「学力だけでは測れない、まちづくりに意欲を持った人材を市は求めている」という受験生への期待を表している。