『ガラスの仮面』に学ぶマーケターのヒント③「コア・メッセージを考える」篇

【前回コラム】「『ガラスの仮面』に学ぶマーケターのヒント②「プレゼンテーション」篇」はこちら

コア・メッセージを考える上で大切なポイントは3つ

本連載も3回目です。先日、1回目の記事を読んでくださった方から、マーケティングのヒントをもらえたというよりも『ガラスの仮面』を読んでみたくなったという感想をいただきました。

2回目はちょっと真面目にプレゼンテーションの話を書いてしまったのですが、もしかしたら『ガラスの仮面』ネタをもっと出すほうが楽しんでもらえるのかなと思い、そこで今回は、『ガラスの仮面』の中でも私の大好きな台詞を取り上げ、コミュニケーション設計上、必要なコア・メッセージについて語ってみようと思います(※『ガラスの仮面』が好きな方は、どの台詞なのかを想像しながら読んでもらえると、より楽しめると思います)。

『ガラスの仮面』の中には名台詞がいくつも登場します。月影千草が北島マヤの才能をたたえていう台詞「おそろしい子!」はあまりに有名すぎるので、今回は別のものを選んでみました。

私がコミュニケーションを設計する上で一番大切にしているのは、戦略面でもクリエイティブ面でも、その全体の核となるコア・メッセージの開発です。

さらっと言っていますが、これが最も時間のかかる作業で、社内メンバーはもちろん、広告会社の戦略担当者やコピーライター、クリエイティブディレクターも巻き込み、毎回メンバー総出で取り組み、試行錯誤を繰り返し、数カ月かけて開発しています。本を読んだり、他の企業担当者の講演を聞きに行ったりしていますが、成功するコア・メッセージのつくり方は未だ見いだせずにいます。ただ、私個人として、下記のポイントを大切にして、コア・メッセージを開発するようにしています。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 2018 / 2682 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

渡瀬 薫(ライオン コミュニケーションデザイン部)
渡瀬 薫(ライオン コミュニケーションデザイン部)

#ライオン #コミュニケーションデザイン部 #ファブリック担当 #クリエイティブ・ディレクター #元IMJ #元四季 #ダンサー #ライオンキング #ミラノ・スカラ座勤務 #東大卒

渡瀬 薫(ライオン コミュニケーションデザイン部)

#ライオン #コミュニケーションデザイン部 #ファブリック担当 #クリエイティブ・ディレクター #元IMJ #元四季 #ダンサー #ライオンキング #ミラノ・スカラ座勤務 #東大卒

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ