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「CES 2020」現地レポート① — 今年の注目はIntelligence of Thingsと5G(森 直樹)

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製品に導入・実装させるAI

今年のCESでは、カンファレンス全体を通してAIが登場するということだったのですが、すでに筆者はプレスカンファレンスの段階でその様を体感しています。機械学習の活用、テレビや照明などホームデバイスへの採用、音楽や映像コンテンツ利用へのサポート、そして新興技術への応用。AIは様々な領域において消費者が利用するモノやサービスに導入されることが前提になる世界観が提示されていました。

Intelligence or Thingsの世界。AIが実装される製品領域。

スマートスピーカーから、身の回りの家電全てに音声認識が採用され、AIが活用されるという。

AIが商取引や文化に与える影響を示す例として、マクドナルドのドライブスルーにおける、“ヒューマンマシン・パートナーシップ”が紹介されました。これは注文処理をAI、ボイスアシスタントがサポートするというもの。まさに人と機械がパートナーシップを結んだ、非常に実用的なアプリケーションであり、これもIntelligenceの新しい姿だということでした。

その他、未来の交通システムや、XR(VR、AR)の進化、ヘルスケアテクノロジー、ロボットが注目するべき領域だと言及されていました。いずれにしても、Intelligenceと5Gが大きく関わる領域です。というわけで、今回のCES2020現地レポートは、Intelligence of Thingsと5Gをテーマに独自の視点でお届けしたいと思います。

森直樹
電通 CDC エクスペリエンスデザイン部長 クリエーティブディレクター

光学機器のマーケティング、市場調査会社、ネット系ベンチャーなど経て2009年電通入社。米デザインコンサルティングファームであるfrog社との協業及び国内企業への事業展開、デジタル&テクノロジーによる事業およびイノベーション支援を手がける。日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会の幹事(モバイル委員長)。著書に「モバイルシフト」(アスキー・メディアワークス、共著)など。ADFEST(INTERACTIVE Silver他)、Spikes Asia(PR グランプリ)、グッドデザイン賞など受賞。ad:tech Tokyo公式スピーカー他、講演多数。