コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

「さけるグミ」のCM出演が映画のオファーにつながった!?(ゲスト:小澤征悦)【前編】

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小澤さんのコメディーは“間”が素晴らしい

中村:今こうやって小澤さんとお話ししていると、めちゃくちゃ面白いですけど、コメディー作品ってもともとやられていたんですか?

小澤:やってないですね。20~30代の頃は硬派な刑事役とか弁護士役とか医者の役とか、そういう役どころが多かったので、こういうコメディーはやってなかったんですけど、何年か前にコメディーチックなドラマに出させてもらって。やってくうちにそっち側の俺を見てくれる人が出てきて、キャスティングしてくれて……みたいな感じです。その流れの中で「さけるグミ」のCMもあったと思うんです。コメディーで大事なのは“間”なので、そこを今でも勉強してやっているし、今回の作品でもそこを大事にしました。堤さんとの掛け合いも“間”をすごく大事に芝居をしたのを覚えています。

澤本:マジでさ、“間”が素晴らしいんだよね。普通のセリフを書いていても、小澤さんが言うと面白く聞こえる。でもそれって「さけるグミ」の時もそうだったよね。やっぱり独特の“間”とか表情を持っているから。

中村:ギャップがずるいですよね。黙っているとめちゃくちゃカッコいいじゃないですか!

権八:カッコいいんですけど、もはやなんか変なこと考えているんじゃないかとか、真面目にしていればしているほどそれは前振りみたいな。どっかからグミを出すんじゃないかみたいな(笑)。今もちょっと変わったCMをやっていますよね?平祐奈ちゃんと一緒に。すごく激しく踊って!相当振り切っていますよね?

小澤:「やれ」って言われたからやっているだけで……。

権八:「やれ」って言われたらやるんですね?

小澤:そりゃあ、やるでしょう!

中村:それこそ、「さけるグミ」のお話しが来た時、ムカついたりしたりしなかったんですか?「これを俺にやらせんのかよ!」みたいな。

小澤:全然なかったです。むしろ、やりたいと思いました。だって本当に面白かったので。文字で見て面白かったから、これは絶対に面白くなるなって思いました。

権八:たぶんCMとかでも、イケメンの二枚目役を昔は頼まれたと思いますけど、最近は頼まれなくなっているんじゃないですか?

一同:爆笑

小澤:そんなこと俺に言われても分かんないじゃないですか!!

権八:やっぱ面白いから(笑)。

小澤:いやでも分かんないですよ、一流のクリエイターならもう一回逆転の発想で……。

権八:それはある!

小澤:ね。面白いことやるのかな?っと思ったらやらない!っていうね。回していこうと思っています!

中村:今でもめちゃくちゃ来ているんじゃないですか?そういうオファーも。

小澤:どうなんですかね?俺は知らないですけど。俺に対してすっごい黙るタイプの事務所なので。

中村:悪い事務所ですねぇ(笑)!

小澤:怖いですよー!何も知らないです。羊飼いの羊みたいなもんです。「あっち行け!」って言われたらあっちに行って。「こっち来い!」って言われたら、「メェーーー」って言っています。

権八:言ってないでしょ(笑)!ちなみに先ほど自己紹介でおっしゃっていた『パパがも一度恋をした』もコメディー?

小澤:これはドコメディーですね。ナンセンスでもないド直球のコメディー。

中村:めちゃくちゃ不倫の話なのかと思った。パパがもう一度恋をした、だから。

権八:違うでしょ!

小澤:パパがもう一度じゃない、“も一度”です。

中村:すみません!大変失礼いたしました!!

小澤:俺が演じさせてもらっている男が吾郎っていうんですけど、すごく真面目で奥さんが大好きで愛し過ぎて奥さんをストーカーするような男なんです。その妻が3年前にある不幸な事故で亡くなってしまって、あまりのショックで部屋に引きこもっちゃうんですよ。それで3年後の命日、車が走っていたところに飛び込んで死のうとしたら、いきなり全裸の見たこともないおっさんがタックルして助けてくるんですよ。

「誰ですかアンタ?」っていったら奥さんの名前が多恵子っていうんですけど、そのおっさんが「多恵子です」って。要するに、その吾郎って男を心配し過ぎて天国からそのおっさんの体を借りて戻ってくるという話なんです。もちろん最初は信じないんですけど、クセだったり体の仕草だったり、料理が同じ味がするとか、だんだん本当に自分の死んだ妻なんじゃないかって思っていくという。そのおっさんが、ドランクドラゴンの塚地武雅さんなんですよね。

権八:むちゃくちゃ面白そうですね!

小澤:その塚地さんと掛け合いながらのドコメディーなんですけど、「人は見た目か中身か」っていうすごく深いテーマもあって。見た目を愛するのかそれとも中身、人間性を愛するのか。例えばあなたの奥さまとか、子ども、お父さんお母さんが違う姿でもその人を愛せますか?っていう結構深いテーマもありつつ、人間愛の詰まった話です。何みんなポカーンって口開けて聞いているんですか!

澤本:いや、いい話だと思って……。

権八:最後まで、まだ撮っていないですよね?

小澤:今絶賛撮影中です。

権八:きっと「中身を愛する」っていう方にいくんでしょうねぇ。

小澤:何?突然“いい人側”に回っているの?

一同:爆笑

中村:見た目と中身、10:10でいうと何対何?

権八:何で俺に振るんだよ!見た目とか一切興味ないし!

中村:中身なの!?

権八:当たり前じゃないですか!塚地の形をした中身の嫁を愛する。なかなか面白いテーマですね。

小澤:究極の愛の形を描いているんですよね。

中村:2月1日からフジテレビで『パパがも一度恋をした』。

小澤:ぜひよろしくお願いします!

<後編につづく>

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