コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

“ラジオ界のレジェンド”が降臨 若者を熱狂させた超人気番組の舞台裏(ゲスト:吉田照美)【前編】

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秋元康考案のキャッチフレーズ「週の真ん中水曜日!真ん中もっこり」

権八:僕は“ラジオの帝王”である照美さんと、ちょっと歪な接し方をしていて。僕は澤本さんより10歳くらい下で、あんまりラジオを聞く方じゃなかったので、『夕やけニャンニャン』ですね。

吉田:なるほど。そうですよね。しかも、当時は夕方5時にあんなに若い人がテレビに出るっていう現象はなかったから、あの番組自体が事件な感じでした。それに出させてもらったのは、ありがたいですよね。「ああ、あれに出ていた人」って、分かってもらえるっていうね。

権八:「真ん中もっこり」と言われていたことを鮮明に覚えていて。

吉田:あれは秋元康さんのフレーズですね。

権八:あっ、そうなんですか?

吉田:僕が考えたわけじゃなくて。あれもさっき言った若い男の子と女の子がひっかかるフレーズですよね。「真ん中もっこり」っていうと、もうあれしか浮かばないっていう。あれを言うのが、水曜日なんですよね。

権八:そうですね。

吉田:水曜日は真ん中だけど、盛り上げようっていう意味なんだけど、「もっこり」っていうと、そこにつながるっていう、秋元さんの作戦。あれが記憶に残っている人は多いですもんね。

僕が一回フジテレビの『めちゃイケ』に、ちらっと出させてもらったときも、そうでした。ナイナイ(ナインティナイン)の岡村(隆史)君も、『夕ニャン』が大好きなわけですよ。新田恵利ちゃんのファンで。僕も呼ばれた回の『めちゃイケ』の数字がすごくよかったというのは、あとで聞いた話ですけど。僕と岡村君が一緒に新田恵利ちゃんの家に行って、岡村君が彼女のベッドにダイビングする流れになっていたんです。それで行く前に、景気づけにあれをやってくれって言われるわけですよ。「週の真ん中水曜日!真ん中もっこり」って言うと、当時の雰囲気が甦るからっていうんでやらされたりしましたけどね。

言葉とか、そういうものは残っちゃうんですね。ラジオのコマーシャルもすごく残るものがあるじゃないですか。やっぱり、秋元さんはああいう効果を相当読める人だったんだなと思いますね。

権八:先ほど聞いてビックリしたんですけど、1974年に入社しているわけじゃないですか?

吉田:そうです。そうです。

権八:僕、生まれた年なんですよ。

吉田:いや~、そうなんだ。

権八:僕が生まれた年に働き出すっていう。

吉田:親子だね。

権八:そうなんです。本当に申し訳ないです。『夕やけニャンニャン』を見ていたのが小学校4、5年生で。

吉田:小学生なんだ。

権八:ちょっと、こう。何ていうか、思春期の入り口というか。

吉田:ちょっと手前みたいなね。

権八:手前で。「あっ、なんかお姉さんたちの世界って、エッチそうで楽しそう」みたいな。

吉田:印象残りますよね。

権八:そうそう。一番浴びたというか。

吉田:分かる、分かる。

澤本:それで、こうなっちゃった。

権八:こうなっちゃったんですよ。

吉田:すみませんね、歪ませて。

権八:いえいえ。だから、ものすごく今日は嬉しいです。ありがとうございます。

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