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コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

何歳になってもゼロから学べる自信があれば、人生は怖くない(ゲスト:石川善樹)【後編】

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【前回コラム】「若者の「可愛げ」と「大物感」におじさんはやられる(ゲスト:石川善樹)【前編】」はこちら

今週のゲストは、先週に引き続き、予防医学研究者の石川善樹(よしき)さん。すぐおわレギュラーゲスト、WEB野郎こと中村ヒロキに影響を受けた石川さんが定義する「大成する人の条件」とは!?

今回の登場人物紹介

予防医学研究者の石川善樹さん。

※本記事は8月2日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

業界外の人と付き合うなら、能力よりも人間的魅力が重要

中村:新刊『フルライフ~今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略』by石川善樹。善樹さんにこれも聞きたいんですけど、実績のある人は自分の強さじゃなくて、弱さをアピールしろみたいなことが本に書いてあったんですけど、これはどういうことなんですか?

石川:「ブランディング期」で、特に業界外の人に信頼を得ようと思って、自分の業界での実績を話しても、そうなのすごいねで終わるんですよ。業界外の人は、そのすごさがよく分からないところが多分にあって。「ハードワーク期」に培ったものっていうのは、あくまでも能力であって、業界外の人と付き合おうと思ったら、もしかしたら人間的魅力の方が重要になるなあと。

中村:なるほど。

石川:じゃあ人間的な魅力って一体何だろう?と考えた時に、弱い部分とか弱点が魅力になるんだろうなと思ったんですよね。すごい人がすごいことしてもそれは普通なんですけど、こんなに弱くてダメダメなこいつが、実はすごいんだよみたいな。多分業界外の人はそう言いたいんですよ。こんなんだけど、実はこいつあれをやったんだ、みたいな(笑)。それだと多分広がっていきやすいんだろうなぁと思ったんですよね。

中村:何だろうなぁー。常に自分に引き当てて考えちゃいますけど、僕なんか頻繁にうんこを漏らしますけど……。

石川:(爆笑)。

中村:そういう感じですかね(笑)?

石川:ヒロキさん、そこが原点じゃないですか?

中村:原点であり頂点ですね、はい。

澤本石川:(笑)。

中村:頂点ではないか、はい(笑)。

石川:そうなんです。僕は中村ヒロキさんや作家の水野敬也さんにすごく影響を受けていて、お二人ともやっぱり下に下に行くんですよね。

一同:(笑)。

石川:自然体というか、積極的に弱点をさらけ出すというか。僕がもう一個いいなあと思ったのは、弱点を先にさらけ出したほうがネットで攻撃されにくいんですよね。

中村:(爆笑)。そこですか?!

石川:嫌われないっていうか。

中村:はいはいはい。そうですね、クソリプは減りますかね。

澤本:(笑)。

石川:人の魅力はやっぱり弱さにあるんだなと。最初から、カンヌだなんだって言われたらヒロキさんも「そこら辺に居るクリエーター」になっていたと思いますね。

中村:澤本さんもそうなんですよね!澤本さんももう毎日テレビをつけたらこの人の作ったCMを見ないことはないみたいな、そのぐらいのクリエイターなんですけど、この前若いアイドルに、掃除のおじさんと間違えられていました!

一同:(爆笑)。

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