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コラム

世界の小売から。 オランダ在住クリエイティブディレクターと仲間たちが見つけた、小売の現場の消費トレンド

オランダで見つけた遊び心あふれる店頭アイデア10選

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7:ダイナミックプライシングとレストランで廃棄ゼロへ!?

アムステルダムは、サーキュラーエコノミー(循環型経済)のモデル都市であり、環境意識がとても高い国民性です。そのため店頭でもダイナミックプライシング技術を用いて、保存期間が短くなればなるほど商品の割引率を高め、売れ残りを防ぐ仕組みを導入した店舗もあります。

また先ほど紹介したアルバート・ハインの従業員たちが新規事業として立ち上げた、廃棄直前の食材からプロが料理をつくるレストランである『Instock』という取り組みも始まっています。また寄付できなくなった食品は約20%が動物の栄養に使用され、残りの約78%がバイオ燃料に活用されるため、ほぼ100%無駄にしないという徹底ぶりです。

ダイナミックプライシングを反映できる液晶ディスプレイ型の値札

8:ワインのマリアージュもわかりやすいイラストで一目瞭然

ヨーロッパは美味しいワインがたくさん充実しています。しかし、たくさん並んだワインをどう選んだら良いかは、なかなかわからないもの。そこでラベルの横に、ワインにあうのが魚なのか、野菜なのか、食前酒なのかなどが一眼でわかるひと工夫を見つけました。こうした一手間によって、ワイン選びなどの買い物体験がさらに楽しくなりますよね。

ワインの合わせ方なども、丁寧に記載

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