ほぼ日がトータルビューティーブランドに挑戦「いつの時代も変わらない良いものを、長く売る」

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買いたくなるデザインと“記事”の後押し

「Shin;Kuu」の商品が消費者の“ツボ”を押さえる理由のひとつに、ECサイトでも思わず購入したくなるようなパッケージデザインがある。手掛けたのは日本デザインセンター・三澤デザイン研究室アートディレクターの三澤遥氏と、デザイナーの佐々木耕平氏。

「制作途中でコロナ禍に突入し、店頭販売よりもオンライン販売がメインになると考えました。そこで、Webサイトで見て“ハッ”と目を奪われるデザインにする必要があると考えました」と鈴木氏。

デザインにはShin;Kuuのブランドコンセプトを込めた。また、あえてターゲットが絞られるようなデザインを避けたことで、男性など幅広い年齢層に手にとってもらいやすくなっている。メンズラインなど次の商品アイデアを生むユニークな循環も生まれている。

プロモーションにはほぼ日が得意とする「コンテンツ力」を活かし、ECサイト上やInstagram(@shinkuu_official)で積極的に発信している。ECサイトでは、「読むシンクー」と題したコーナーに、商品レポートやセレクトアイテムのブランド創業者へのインタビュー記事などを掲載している。

また、顧客との双方向のコミュニケーションの場にもなるInstagramでは、商品紹介のほか、色をテーマにしたリレー企画「私の好きな色」などを実施。「Shin;Kuu」のコンセプトや世界観を伝えている。

暮らしのなかにある色とそのストーリーを発信するリレー企画「私の好きな色」。

自社以外の店舗でも独り歩きするブランドに

今後は、社内でのブランドコラボにも挑戦していく。第1弾として、手帳に次ぐほぼ日の人気ロングセラーブランド「やさしいタオル」とのコラボを準備中だ。杉山氏は「5月に発売した洗顔料とタオルは親和性も高く、ブランドの想いが強いもの同士なので、コラボをすることでより良いアイテムをお届けできるはず」と展望を語る。

さらに、新型コロナウイルスの状況も注視しながら、直営店舗「TOBICHI(東京と京都)」での展開やポップアップイベントでの販売などもしていきたいという。ゆくゆくは、「ほぼ日手帳」のように、自社の販売チャネル以外の生活雑貨店などでの販売も視野に入れている。

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