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日本コカ・コーラのフリーズドライ飲料、「おうちカフェ」需要を基に開発

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紙素材のサステナブルなパッケージを採用

喫飲時は、キューブ1粒を緑茶・麦茶は200ml~400ml、珈琲は130mlの水またはお湯に入れて、軽く混ぜるだけ。

この「カンタン」と「おいしい」をかなえるために使用したのが「濃縮フリーズ製法」。茶葉や珈琲豆から抽出したエキスを濃縮・凍結させて真空状態とし、氷となった水分を取り除く製法だ。強い加熱処理がないため、素材本来の香りや味がキューブに残りやすいという。また、キューブは多孔質(ミクロの穴が無数に存在する)構造のため、水にも簡単に溶ける。

三瀬氏は開発背景について「当初は、パウダー・リキッド・タブレットなど様々な方法を検討しましたが、美味しさと便利さを両方追い求めた結果、フリーズドライに辿り着きました」と話す。

さらに昨今、環境意識が高まっていることから、サステナブルなパッケージを採用。ベースとなる基材に紙素材を用いることで、プラスチックフィルムを使用したパッケージと比較して、プラスチック樹脂使用量を約13%、CO₂排出量が約18%削減した。個包装ではないので、家庭ごみの減量にもつながる。

「1,2,CUBE 珈琲」の発売も

三瀬氏によると、本商品に関しては大々的なプロモーションは行っていない。それでも「ニュースリリースを見た多くの方々によって、テレビ・新聞・雑誌・Webなど、数多くのメディアでご紹介いただいている状況です」と広報効果を感じている。

この反響について三瀬氏は「予想以上の反響に、大変ありがたく思っています。これまでにない商品のおもしろさに加え、商品の扱いやすさ(すぐ解ける、水にもとける)なども評価をいただいていると感じています」と分析する。

6月28日に新しく発売する「1,2,CUBE 珈琲」。

6月28日には「1,2,CUBE 珈琲」の発売を予定している。今後は販路の拡大も検討しているという。