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電通、IoT家電データを活用したマーケティングソリューションの提供を開始

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電通は、インターネットに接続された家電製品のデータ(IoT家電データ)を活用した統合マーケティングを行うソリューション「domus optima(ドムス・オプティマ)」(β版)の提供を開始。

第1弾として広告主企業へ向け、IoT家電データを活用した広告配信と効果検証を可能とするソリューションを提供する。

IoTデバイスは急速に普及しており、「総務省 令和2年版『情報通信白書』IoTデバイスの急速な普及」によると、世界のスマート家電やIoT化された電子機器の台数は、2022年には2015年の3.9倍まで増加すると予測されている。

そこで電通は、家の中のIoT家電のデータから、家の中・家の外での心地よい生活体験を提供することを目指し、本ソリューションを開始した。

第1弾では、約40万台のIoT家電データ(エアコン・空気清浄機・オーブンレンジ・自動調理鍋・洗濯機)の、利用時間や利用方法などから生活者の潜在的な需要を推定。インサイトの発見・分析の上、広告配信と効果検証を行う。

IoT家電データには、利用している日時、使用されている機能などが含まれており、データはシャープの協力のもと、シャープのAIoT家電※ユーザーのデータを、利用許諾を得た範囲で活用する。

トライアルを実施した大手食品メーカーでは、オーブンレンジを使用するユーザーに対し、温めるだけで本格料理が作れる商品をデジタル広告で訴求。その結果、CTRが35%改善した。

「domus optima」は、同社が開発・運用を進めてきたテレビ機器などのデータを活用したソリューション「STADIA」との連携も進めており、将来的には、例えば、料理特集をテレビで視聴しかつオーブンレンジを使用しているユーザーへ、レンジで簡単に調理できる料理のレシピについてスマホや家電を通じてお知らせするなどの実現を目指すという。

「domus optima」活用イメージ。
※「AIoT」はシャープの登録商標。AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせ、あらゆるものをクラウドの人工知能とつなぎ、家電などを人に寄り添う存在に変えていくビジョンを表す。