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キリン会員制生ビール、会員数10万人突破 販売費増額で加速

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キリンホールディングスは8月10日、会員制の生ビール定期配送サービス「キリン ホームタップ」の会員数が10万人に到達したと発表した。当初は2021年内と掲げていたが前倒しの達成により、15万人に上方修正した。

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キリンビールの会員制生ビール配送サービス「ホームタップ」

「ホームタップ」は定番の「一番搾りプレミアム」のほか、シーズンに合わせた限定ビールを毎月3~4種楽しむことができるサービス。月額基本料金は3190円(税込)。キリンホールディングスは「業務用市場、家庭用市場の双方に好循環をもたらす」として第3四半期以降も注力する。

2021年通年では広告費や販売促進費を20年より104億円増額する。会員数増加が好調な「ホームタップ」のほか、主力ブランドの「一番搾り」ブランド、「本麒麟」に集中し、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で苦戦を強いられている業務用の未達分をカバーする考え。

2021年度第2四半期の広告費は対前年で69億円増、販売促進費は19億円増だった。事業利益は254億円となった。

ビール類全体では、ビールは前年比10.2%増の21万キロリットル。発泡酒が2.7%増は18万7000キロリットルだった。家庭内需要の取り込みで、「一番搾り」ブランドの缶合計では45%増と大きく伸長した。新ジャンルは不調で10.8%減の34万3000キロリットル。ビール類合計では国内市場全体の前年比6%減に対し、2.3%減で着地した。